2017年7月3日(月)、横浜情報文化センターにおいて、神奈川県協同組合連絡協議会(構成団体 合計85組織)が「非営利・協同の連携が拓く新しい地域のあり方」をテーマに、シンポジウムを開催しました。
開会にあたり、連絡協議会代表の神奈川県農業協同組合中央会長嶋会長より「私たちが集う協同組合の役割とは何か、あらためて考える場としたい」との開会挨拶がなされました。続いて、一橋大学富沢名誉教授より、解題として「非営利・協同の連携の現代的意義」の説明がありました。
その後、加盟組織から下記の事例報告がありました。
●第1報告:「直売所・朝市における連携」(JA湘南・平塚市漁業協同組合)
●第2報告:「地域における就労支援の連携」(ワーカーズ・コレクティブ協会・日本労働者協同組合連合会センター事業団・企業組合ワーカーズコープ・キュービック)
●第3報告:「再生可能エネルギーを通じた連携」(生活クラブ生活協同組合・生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ)
2017協同組合のつどいメッセージの確認と、連絡協議会代表の神奈川県生活協同組合連合会當具会長による閉会挨拶を通じて、よりよい地域社会を実現するためにさらなる連携した取り組みを展開していくことを参加者全体で誓い合い、盛会のうちに終了しました。
また、シンポジウムの前後には、昼食の提供、DVD上映、県内産品の試食・試飲の企画を通じて、参加者それぞれが各組織の活動・サービスへの理解を深めました。
※当日の詳細については、神奈川県生活協同組合連合会のホームページ(「2017「協同組合のつどい」開催しました」)をご参照ください。
開催要綱はこちら(PDF)
※神奈川県協同組合連絡協議会については、下記リンクをご参照ください。
【神奈川県】「神奈川県協同組合連絡協議会」が発足しました(2017年3月7日)
2017年3月7日、神奈川県内の生協、農協、漁協、森林組合、労働者協同組合、ワーカーズ・コレクティブなどの単位組織・県連合組織および関係団体83組織が結集し、協同組合に造詣の深い6名の大学教授をアドバイザーに迎え「神奈川県協同組合連絡協議会」が発足しました。代表には神奈川県生活協同組合連合会・當具伸一会長と神奈川県農業協同組合中央会・高桑光雄会長が就任しました。
神奈川県の協同組合提携は、1986年以降、農協、生協、漁協の県組織による「神奈川県協同組合提携推進協議会」を中心に取り組まれてきました。IYCでは推進協議会を母体に県森連、労協センター事業団県本部、ワーカーズ・コレクティブ連合会や関係団体が参加して県実行委員会を構成することで連携の輪が広がり、IYC後、県実行委員会の後継組織「神奈川県協同組合連絡会」と提携推進協議会の共催で「協同組合のつどい」「協同組合体験・交流学校」「TPP緊急学習会」などを開催してきました。
この間わが国では、協同組合への国際的な評価に抗するように、持続可能な社会の実現よりも経済効率を優先し、協同組合の否定とも取れる動きが強まっています。一方、協同組合自身、合併や統合など組織の有り様が大きく変化しているなかで、既存の枠組みにとらわれることなく、地域社会において真の豊かさと人間らしい暮らしを実現する役割を再認識し、非営利・協同の価値を共有する人々の連帯を強めていくことが重要です。
こうしたことから、30年にわたる本県協同組合提携の取り組みを土台として、地域に根ざした交流を展開していくため、新たな組織を立ち上げることとしたものです。新組織に集う各協同組合の組合員・役職員が相互の理解を深め、様々な場面で「協同組合間の協同」を実践することが、かつてICA大会でレイドロー博士により提起された「協同組合地域社会の建設」につながっていくと考えています。
会員(2017年5月現在85組織・順不同)
神奈川高齢者生活協同組合、生活協同組合うらがCO-OP、生活協同組合ユーコープ、生活協同組合ナチュラルコープ・ヨコハマ、生活協同組合パルシステム神奈川ゆめコープ、生活クラブ生活協同組合、福祉クラブ生活協同組合、全日本海員生活協同組合、富士フイルム生活協同組合、医療生協かながわ生活協同組合、神奈川北央医療生活協同組合、神奈川みなみ医療生活協同組合、川崎医療生活協同組合、麻布大学生活協同組合、宇宙科学研究所生活協同組合、神奈川大学生活協同組合、東京工芸大学生活協同組合、横浜国立大学生活協同組合、横浜市立大学生活協同組合、全労済神奈川県本部、やまゆり生活協同組合、中央労働金庫神奈川県本部、神奈川県生活協同組合連合会
横浜農業協同組合、セレサ川崎農業協同組合、よこすか葉山農業協同組合、三浦市農業協同組合、さがみ農業協同組合、湘南農業協同組合、伊勢原市農業協同組合、秦野市農業協同組合、厚木市農業協同組合、県央愛川農業協同組合、かながわ酪農業協同組合、かながわ西湘農業協同組合、相模原市農業協同組、津久井郡農業協同組合、神奈川県農業協同組合中央会、神奈川県信用農業協同組合連合会、全国農業協同組合連合会神奈川県本部、全国共済農業協同組合連合会神奈川県本部、神奈川県厚生農業協同組合連合会
横浜市漁業協同組合、横須賀市東部漁業協同組合、長井町漁業協同組合、横須賀市大楠漁業協同組合、みうら漁業協同組合、上宮田漁業協同組合、城ヶ島漁業協同組合、初声漁業協同組合、葉山町漁業協同組合、小坪漁業協同組合、鎌倉漁業協同組合、腰越漁業協同組合、江の島片瀬漁業協同組合、藤沢市漁業協同組合、茅ヶ崎市漁業協同組合、平塚市漁業協同組合、大磯町漁業協同組合、小田原市漁業協同組合、真鶴町漁業協同組合、神奈川県漁業協同組合連合会、神奈川県内水面漁業協同組合連合会
津久井郡森林組合、清川村森林組合、愛川町森林組合、伊勢原市森林組合、秦野市森林組合、松田町森林組合、南足柄市森林組合、小田原市森林組合、神奈川県森林組合連合会
日本労働者協同組合連合会センター事業団神奈川事業本部、神奈川ワーカーズ・コレクティブ連合会、特定非営利活動法人ワーカーズ・コレクティブ協会、企業組合ワーカーズコープ・キュービック
神奈川県労働者福祉協議会、特定非営利法人参加型システム研究所、共栄火災海上保険株式会社京浜支店、株式会社グリーンピア、神奈川県消費者団体連絡会、株式会社農協観光神奈川支店、株式会社神奈川県農協情報センター、株式会社神奈川県農協茶業センター、丸福水産株式会社
アドバイザー(50音順)
事務局
神奈川県生活協同組合連合会、神奈川県農業協同組合中央会
長野県協同組合連絡会(構成団体:JA中央会、全農長野、信連、共済連長野、厚生連、生協連、漁連、森連、県労金、労協ながの)は2017年2月13日、「協同組合の未来に向かって」をテーマに協同組合職員交流集会を開催し、連絡会の構成団体やその会員組織の中堅職員32名が参加しました。
開会にあたり、連絡会副会長を務める労協ながのの青木代表理事から「私たちが集う協同組合の 役割とは何か、改めて考える場としたい」との開会挨拶がなされ、続いて、JC総研協同組合研究部の前田部長が「協同組合の役割と協同組合間連携の強化」と題して、協同組合の歴史と役割について説明するとともに、各地域や県・全国段階での協同組合間連携の事例紹介等を行いました。
その後参加者は6つのグループに分かれ、JA長野中央会JA長野県くらしのセンターの丸山センター長を進行役に、「自分の仕事と他の協同組合の仕事が連携できないか考えてみよう」をテーマとするグループ討議を行いました。各グループの発表では、「まずはお互いの事業をよく知る」「各組織のイベントへの相互参加など広報・PR活動での連携」「子ども食堂への地場農産物の提供」「福祉事業、健康管理活動、病院、災害時対応での連携」「連携しての組合員・地域住民向け生活相談」「協同組合全体の相談窓口設置」などのさまざまなアイデアが出されました。
最後に、森連指導利用部の林次長が「普段接点の少ない異なる業種の交流ができ有意義であった。お互い協同組合という共通の意識を持った仲間として、多くの思いを伝え合うことができたと思う」と閉会挨拶を行い交流集会は閉会しました。その後、参加者による親睦交流会が行われ、さらにお互いの交流を深めました。
茨城県生活組合連合会、茨城県森林組合連合会、消費者や勤労者団体、JAグループ茨城など、41団体でつくる「協同組合ネットいばらき」は2016年12月16日、政府の規制改革推進会議農業ワーキング・グループの「農協改革に関する意見」に強い懸念を表明する共同声明を発表しました。
「協同組合ネットいばらき」の佐藤洋一代表(茨城県生活協同組合連合会長)、秋山豊幹事長(JA県中央会専務)らが、水戸市の県庁記者クラブで会見し、佐藤代表が声明文を読み上げました。
共同声明は、協同組合が、「国際協同組合同盟(ICA)が定める協同組合の定義・価値・原則に基づき運営」され「『自治と自立』を原則の一つに掲げている」ことを述べ、「それぞれの協同組合の事業は、その構成員である組合員が決定するものであり、政府等の意思で決めるものではない」と強調しています。
その上で「意見は、協同組合への正しい理解を踏まえたものではなく、独立した民間組織である協同組合の機能に対する不当な干渉と言わざるを得ない」と述べました。
結論として共同声明は、「(協同組合は)誰もが安心して暮らせる地域づくりに取り組んでいる」ことを強調したうえで、「規制改革の名の下に、協同組合の自主性、主体性が制限されることはがあってはならず、協同組合の発展・成長を促すように政府として議論することを期待する」と結びました。
会見で佐藤代表は、「組合員の意思、自主自立の組織への介入はあってはならない」と重ねて強調し、秋山幹事長も「協同組合組織一体で、協同組合の意味や価値を広く県民に訴えたい」と話しました。
共同声明を読み上げる「協同組合ネットいばらき」の
佐藤洋一代表(茨城県生活協同組合連合会会長)
【協同組合ネットいばらき 構成団体(41 団体)】
茨城県生活協同組合連合会
/茨城沿海地区漁業協同組合連合会
/茨城県森林組合連合会
/茨城県酪農業協同組合連合会
/茨城県畜産農業協同組合連合会
/いばらきコープ生活協同組合
/生活協同組合パルシステム茨城
/茨城県労働者福祉協議会
/共栄火災海上保険株式会社
/茨城県消費者団体連絡会
/茨城県学校生活協同組合
/よつ葉生活協同組合
/生活クラブ生活協同組合
/茨城県勤労者共済生活協同組合
/鯉淵学園農業栄養専門学校
/中央労働金庫茨城県本部
/水戸農業協同組合
/常陸農業協同組合
/日立市多賀農業協同組合
/茨城旭村農業協同組合
/ほこた農業協同組合
/しおさい農業協同組合
/なめがた農業協同組合
/稲敷農業協同組合
/茨城かすみ農業協同組合
/竜ヶ崎農業協同組合
/茨城みなみ農業協同組合
/土浦農業協同組合
/つくば市農業協同組合
/つくば市谷田部農業協同組合
/新ひたち野農業協同組合
/やさと農業協同組合
/北つくば農業協同組合
/常総ひかり農業協同組合
/茨城むつみ農業協同組合
/岩井農業協同組合
/茨城県農業協同組合中央会
/全国農業協同組合連合会茨城県本部
/茨城県信用農業協同組合連合会
/全国共済農業協同組合連合会茨城県本部
/茨城県厚生農業協同組合連合会
11月6日、千葉県内の協同組合組織でつくる千葉県協同組合提携推進協議会は、「第27回千葉県協同組合フェスティバル~海と大地とくらしの祭典~」を千葉市で開催しました。親子連れら2万5千人が来場し、食や農に関連するイベントを楽しみました。
開会式では、千葉県 伊東農林水産部長、千葉県生協連 鳥羽会長理事、千葉県森林組合連合会 並木代表理事専務、千葉県漁業協同組合連合会 勝山専務理事、JA千葉中央会 能城専務理事、千葉県労働者福祉協議会 黒河会長、NHK 森永副局長がステージに立ち、テープカットを行いました。
飲食コーナーではJA千葉中央会が、豚焼肉や豚汁をチャリティ販売しました。それぞれ一人前100円以上の募金をしてもらい、豚焼肉はユニセフへ豚汁は熊本地震に全額寄付するとのことです。
千葉県農協青年部協議会の農産物即売、JA千葉女性部協議会による加工品展示即売、千葉県漁業協同組合連合会によるサンマ丸干し焼きの無償配布、千葉県森林組合連合会・千葉県森林組合による焼き椎茸試食なども行われ人気を集めました。また、全労済千葉県本部・中央労働金庫千葉県本部・千葉県労働者福祉協議会は、輪投げ・あめ玉すくいに併せて3団体の活動紹介を、パルシステム千葉・生活クラブ虹の街・コープみらい・なのはな生協など千葉県の各生協は試食などイベントの他に、加入案内を行い、活動をアピールしました。
新潟県内の生協連・森連・漁連・漁協・酪連・JAグループ新潟で構成する「協同組合まつり実行委員会」は、12月16日、県内の生活困窮者やその受け入れ施設に食品を寄付する活動を行っている「フードバンクにいがた」に米を贈呈しました。贈呈した米は、新潟県産新米「こしいぶき」の玄米150キロと精米20キロで、10月に開催された「協同組合まつり」のステージイベントで行ったチャリティーオークションの売上で購入した物です。
実行委員会を代表して実行委員長のJA新潟中央会の髙橋一成専務と実行副委員長の新潟県生協連の長崎清一専務が、JA新潟ビルでフードバンクにいがたの山田英夫副代表(ワーカーズコープ本部長)と土屋裕之さん(ワーカーズコープ新潟事業所長)に、米と目録を贈呈しました。
新潟県内の生協連・森連・漁連・漁協・酪連・JAグループで構成する「新潟県協同組合間提携推進協議会」が主催する「第17回協同組合まつり」が10月25日新潟市産業振興センターで開催されました。主催団体の他、NHK新潟放送局・県民こめまつりやワーカーズコープなどが出展し、県産農畜産物等の試食・販売、木工教室、骨密度チェックや健康教室、ステージイベント、スタンプラリーなどを行いました。当日は親子連れなど約9300人が来場し、協同組合を身近に感じてもらいました。
テーマは「わたしたちは、食と暮らしと健康を創り、環境を大切にする仲間です。」で、マイバッグ・お買い物袋の持参を呼び掛けるなどして、環境保全の取り組みにも理解を深めてもらいました。
当日の案内チラシはこちら
10月25日、千葉県内の協同組合組織でつくる千葉県協同組合提携推進協議会は、「第26回千葉県協同組合フェスティバル~海と大地とくらしの祭典~」を千葉市で開催しました。親子連れら2万5千人が来場し、食や農に関連するイベントを楽しみました。
開会式では、千葉県 小倉農林水産部長、千葉県生協連 鳥羽会長理事、千葉県森林組合連合会 梅山代表理事専務、JA千葉中央会 能城専務理事・千葉県漁業協同組合連合会 勝山専務理事、千葉県労働者福祉協議会 黒河会長、NHK 森永副局長がステージに立ち、テープカットを行いました。
飲食コーナーではJA千葉中央会が、チャリティーの復興鍋を実施しました。豚汁に一杯100円以上の募金をしてもらい、全額を9月の大雨災害のあった、茨城・栃木両県の復興に充てるとのことです。
千葉県農協青年部協議会の農産物即売、JA千葉女性部協議会による加工品展示卸売、千葉県漁業協同組合連合会によるサンマ丸干し焼きの無償配布なども行われ人気を集めました。また、全労済千葉県本部・中央労働金庫千葉県本部・千葉県労働者福祉協議会は、輪投げ・お菓子すくいに併せて3団体の活動紹介を、パルシステム千葉・生活クラブ虹の街・コープみらい・なのはな生協など千葉県の各生協は試食などイベントの他に、加入案内を行い、活動をアピールしました。
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長野県協同組合連絡会は7月6日、長野市のJAアクティーホールにて協同組合シンポジウムを開催しました。
構成団体の組合員や役職員を中心に、協同組合運動の根幹を学び、協同組合の事業と運動が果たす役割と存在の意味を捉え直し課題を明らかにすることを目的に開催され、170名が参加しました。
基調講演では、明治大学の中川教授より『協同組合は「未来の創造者」になれるか』というテーマで講演をいただきました。中川教授からは、「今後、日本でも欧米同様シチズンシップ教育が必要になるだろう。」とのお話がありました。
続いて、NPO法人「JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしん」の池田理事長より「皆の願いを実現する地域共同の取り組み」と題して、実践報告が行われました。池田理事長は「元気な高齢者の基盤は安心して暮らせる里づくり。それはJAの取り組みでもあり、活動の中から事業展開への動機づけができた」と話し、同法人の取り組みと成果について報告しました。
最後に、参加者全員で第45回長野県協同組合連絡会宣言(PDF)を確認しました。
参加者は「協同組合の存在価値を共有するシンポジウムになったと思います。協同組合がその目標に向かって前進していくためにも、これからもシンポジウムを続けてほしい。」と話していました。
協同組合ネットいばらきは「第1回協同組合シンポジウム」を7月4日、土浦市の土浦市民会館で開催しました。
7月第1土曜日を国連が「国際協同組合デー」と定めており、この日に合わせて県内の協同組合組織の役職員約600人と来場者の参加のもと、協同組合の価値や意義、社会で果たしている役割について再認識することを目的に開催しました。
第1部はやくみつる氏を審査委員長に第1回「協同の心・絆」川柳コンテストを開催しました。やくみつる氏は第一生命「サラリーマン川柳」などの審査委員をしており、今回も相撲の番付の形で順位発表をし、横綱の作品について「一番川柳らしい川柳でした。楽しい情景や風景が思い浮かんだことからも選ばせて頂いた。」と評しました。
入賞作品とご応募頂きました135点の作品については別添(応募作品(PDF)・入賞作品(PDF))の通りです。
第2部では、「地域における協同組合の役割」をテーマにパネルディスカッションを行いました。NHKの合瀬解説主幹をコーディネーターにお招きし、これからの地域における協同組合の課題や求められる役割について、参集された役職員の皆さんと共通認識の醸成と共有を図ることができました。
コーディネーターやパネリストからはそれぞれ「時代が移りゆく中でこれからの協同組合の役割は昔とは変わっていくし、変わっていくべき」や「地域・集落の機能を補うのが協同組合の役割。引き続き地域に貢献し、若者にもこういった活動をPRしたい」、「女性も地域づくりに参加できる機会を作ってほしい」など協同組合のあるべき姿や地域における協同組合の役割について様々な意見が出ました。
JAグループ群馬は7月3日、第93回国際協同組合デー記念式典をJAビル大ホール(前橋市)で開催し、JA群馬中央会と各連合会職員300人が出席しました。
中央会・各連合会の大澤憲一会長は「国際協同組合デーは協同組合の意義の再確認とともに、発展を誓い合う日。JAグループは協同組合として日本が抱えている様々な問題を解決できる力を持つと考えている。中央会・各連合会は一層の協同組合活動の強化に取り組んでほしい」とあいさつしました。
国際協同組合同盟(ICA)は今年の国際協同組合デーのテーマを「平等」とし、「協同組合を選ぼう、平等を選ぼう」をスローガンにしています。中央会の浦部正義副会長は同組合デーに向けたICAメッセージを朗読。世界中の協同組合が行ってきた功績や、「平等」とは何かを確認しました。
式典の中で出席者が農協協同組合歌「あすの大地に」を唱和。協同組合の定義や価値を再確認するとともに、さらなる発展を誓い合いました。
IYC神奈川県実行委員会を継承して組織された県下27団体から構成される「神奈川県協同組合連絡会」と、農協・生協・漁協の会議団体である「神奈川県協同組合提携推進協議会」は2015年6月8日(月) 横浜市JAグループ神奈川ビルで『2015「協同組合のつどい」協同組合の価値を見つめ直す~地域を支える存在として~』を開催しました。
当日は県内の協同組合などから約200人が参加しました。
協同組合原則制定から20年目となる今年は、協同組合の地域での存在価値や使命を再認識し、発展の契機にすることを目的に開催しました。
はじめに連絡会会長で、JA神奈川県中央会の高桑会長から「協同組合が地域を支える存在であることを発信することが重要」とのあいさつがなされました。
広島大学の小林元助教は「農協改革と協同組合―今、協同が問われている」と題して農協改革の動きに触れながら、今後の協同組合にとって地域で協同の実質を育てていくことの重要性を強調しました。
生活協同組合ユーコープの角本貴子理事は「福島の子ども保養プロジェクトin神奈川の取り組み」と題して、原発事故から4年が経過した被災地での子育て環境や、福島の子供たちを招いて4泊5日で行った第5回「福島の子ども保養プロジェクト」の取り組みの事例などの報告を行いました。
東京農業大学の白石正彦名誉教授は「現行協同組合原則を読み直す 協同組合の現状とこれからの10年を見据えて」と題して、現在の経済社会の直面する課題と国際協同組合運動の使命、協同組合原則の読み直し、これからの10年を見据えた協同組合原則などの講演を行いました。
最後に、協同組合の理念を理解・共有し、今日的な視点で協同組合の価値を見直す事が必要であり、将来にわたって事業・活動を一層充実・強化し、協同のメッセージを不断に発信していくとの宣言を採択し、閉会しました。
長野県協同組合連絡会は2月12日、JA長野県ビルで協同組合職員交流集会を開催しました。 構成団体(中央会・各連合会・県生協連・県漁連・県森連・県労金・労協ながの)の若手職員を対象に、他の協同組合組織・事業・活動の理解を深めることを目的に開催され、48名が参加しました。
交流集会では『協同組合間連携~新たなビジネスモデルを考える~』と題してグループ討議が行われました。討議の進行はJA長野中央会 協同活動推進部組合員活動推進課 唐澤課長がつとめられました。
討議の中では、協同組合が集まって「協同組合タウン」を作り、体験施設で子供たちの学習活動に利用してもらう案や、災害時の連携について意見が出されました。
参加者からは、「あまり接する機会のない他協同組合の職員と交流できてよかった。今後もこういった機会が増え、参加者も増えてほしい。」と話していました。
交流集会の開催要領はこちら
「協同組合タウン」の成果はこちら
2015年1月15日、JA埼玉県中央会と埼玉県生活協同組合連合会は、さいたま市浦和区の農林会館で、政府が検討する農協改革に強い懸念を表す共同声明を発表しました。
詳細はこちら
2014年11月9日、千葉県千葉市美浜区で協同組合の輪を広げようと第25回協同組合フェスティバルが開催されました。主催は県内のJAグループ、漁協、森林組合、生協で構成される千葉県協同組合提携推進協議会です。県民ら3万人が来場する中、展示や試食、イベントで、県民と交流を深めながらそれぞれの協同組合組織の取り組みを紹介しました。
JAグループは試食や即売などで新鮮・安全・安心な県産農畜産物をアピール。県農協青年部協議会は東日本大震災募金活動「お米量っチャリティー」を実施しました。またJA千葉女性協議会は、手造りの加工品を販売。太巻きずしの作り方の実演を通して米消費拡大を訴えました。
漁連はサンマの丸干し焼きの無償配布などを実施しました。県は、飼料用米の取り組みを紹介し、ハムや米粉パンの試食を実施し、会場はにぎわいました。
2014年11月7日、千葉県白子町健康づくりセンターで第21回千葉県協同組合女性交流会が開催されました。交流会には、千葉県の生協、漁協、JAから約50名が参加しました。
今年は「体に良い」とブームになっている麹(こうじ)に注目し、テーマにしました。
講師は(株)万葉亭のフードコーディネーター・大村さん、(株)原の栄養士・森永さんで、参加者は米麹と塩、水を使って、調味料・塩麹づくりを体験しました。大村さんは、熟成し完成するまでの約2週間の保存方法や注意点を説明し、しょうゆ麹の作り方も紹介しました。
また、大村さんは旬の野菜と麹を使った料理を紹介、参加者は協力して調理し、完成した料理を味わいました。
参加者は「今日作った塩麹がどのように完成するのか楽しみ。しょうゆ麹も作ってどんどん活用していきたい」と語っていました。
福島に住む子どもたちを応援しようと、いばらきコープと「協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)」は11月29~30日の2日間「福島の子ども保養プロジェクト」と題して水戸市・石岡市で様々な体験や鑑賞を行う1泊2日のツアーを開きました。
同プロジェクトは、子どもの健康被害の不安を抱えながら暮らす福島県内の保護者のニーズを把握し、支援することを目的に進めているもので、2012年から数えて第14回となる同ツアーには、30人を超える親子が参加しました。
今回のツアーも「協同組合ネットいばらき」との共同開催で今回はJAやさと、茨城県近代美術館や朝日里山学校などの協力を得て行われました。
ツアー一行は、1日目は水戸市の近代美術館での鑑賞などを行いました。
2日目には、ボランティアの高校生・大学生6名も参加し、朝日里山学校でピザ作り体験やJリーグの水戸ホーリーホックを招き、グランドでの外遊びやみかん狩りを楽しみました。
福島市から参加した親子は、「ツアー全体で子どもの笑顔が見られて良かった。この地域でみかんや柿などが収穫できることを知らなかったが美味しかったし、親もリフレッシュできる企画で非常に楽しかった」と話しました。
ツアーを主催した両団体は、「今後も賛同者の協力を得ながらこうした活動を通じて今後も福島の皆さんを支援し続けたい」と話しました。
千葉県では生協・漁連・森林組合・JAグループで構成される同県協同組合提携推進協議会の活動の一環として、食育学校を開校しています。
主に生協の組合員向けに開催しているこの学校では、JAグループが「はたけの学校」(たまねぎ・葉たまねぎの播種から収穫まで年5回開催)を行い、漁業協同組合が「海の学校」として海苔すき体験などを行います。
また森林組合が「森の学校」としてきのこの植菌体験などを行っています。
今年度で8年目となる取組みですが、来年度以降も引き続き実施して行く予定です。
2012年の国際協同組合年を機に、国立茨城大学、JA茨城県中央会、茨城県生協連の共同で、ボランティア講座「協同組合論」が開講されました。学生らは各協同組合の代表者らが講師となった全15回の講義で協同組合の精神・価値・事業などについて学んでいきます。
2014年度も県内の協同組合の団体で組織する「協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)」が主催で、茨城大学人文学部の学生の皆さんに協同組合の意義や価値、その働きや機能などを理解していただく事を目的に講座が開講されました。
2014年10月21日には第3講が開かれ、JA茨城県中央会の秋山豊専務が「茨城県における農業とJAグループの現状と課題と将来の展望について」をテーマに講演しました。JAグループ茨城オリジナルの資料を用い、組織の基礎に組合員がいることや、県内JAの地域ごとの特徴や地域の特産品について説明。JAの組織図や連合会についても説明を行いました。
秋山専務は「TPPで関税が撤廃されれば、日本の農家はやっていけない。温暖化、災害の影響などで、世界的に食料不足が進んでいる中、日本の食料自給率の低下を加速させてしまう」と農業を取り巻く環境について語りました。講演中には、県内農家へのインタビュー動画を用いて、茨城農業の現状やTPPに対する農家の思いも紹介しました。
受講した大学生からは「茨城県に住んでいても、こんなに農業が盛んだとは知らなかった。」とコメントがよせられました。
この講義を踏まえて2014年11月18日には「茨城県の農業再生」をテーマに、グループディスカッションが行われました。グループディスカッションの報告レポートはこちら
なお、本講座は引き続き2015年度も開講予定となっています。
また、同講座はIYCの2012年度を機に、2013年度にも開催しています。
2013年11月13日に課外授業を実施した記事はこちら
2013年10月26日に直売所の視察を実施した記事はこちら
福島に住む子どもたちを応援しようと、いばらきコープと「協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)」はこのほど「福島の子ども保養プロジェクト」と題して県北地域を周遊する1泊2日のツアーを開きました。
同プロジェクトは、子どもの健康被害の不安を抱えながら暮らす福島県内の保護者のニーズを把握し、支援することを目的に進めているもので、2012年から数えて第13回となる同ツアーには、30人を超える親子が参加しました。
今回のツアーも茨城県内のJA、生協、漁協、森林組合などで構成される「協同組合ネットいばらき」との共同開催で今回はJA常陸の協力を得て行われました。
ツアー一行は、1日目は日立市の神峰動物園での餌やりや日立シビックセンターでのプラネタリウム見学などをしました。
2日目には、JA常陸のそば打ち体験施設である常陸太田市赤土町の「西金砂そばの郷そば工房」でのそば打ち体験や金砂郷地区に平安時代より伝わる書道のかな文字用紙である「かな料紙」に、そばの花の押し花や色紙を貼り付けたしおり作りやJA常陸大子町りんご部会の代表である齋藤親志の経営する大子町下金沢の斉藤りんご園でのりんご狩りを楽しんだほか大子町内の施設や名所を巡りました。
福島市から参加した親子は、「そば打ちは長野でも体験していたが、茨城でも美味しいそばが食べられて良かった」と話しました。
ツアーを主催した両団体は、「今後も賛同者の協力を得ながらこうした活動を通じて今後も福島の皆さんを支援し続けたい」と話しました。
消費者庁、茨城県、協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)が主催して、食品と放射性物質についてのリスクコミュニケーション「放射性汚染と消費者意識についての学習講演会」が開催されました。
関澤 純先生(NPO法人食品保健科学情報交流協議会理事長)をお招きして、「食品の安全と放射性汚染、今後の課題について~子どもとくらしの明日のために~」の記念講演などが行われました。
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協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)と「2014ピースアクションinいばらき」実行委員会が主催、茨城県、県教育委員会、水戸市教育委員会、各新聞社、NHK水戸放送局、茨城放送などが後援で、「2014ピースアクションinいばらき」が2014年8月2日(土)に開催されました。本イベントは今回で10回目となります。
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2014年3月15日開催時のチラシはこちら
2013年8月2日開催時のチラシはこちら
2014年8月25日(月)、26日(火)、27日(水)、古河市駒羽根のネーブルパークにおいて、「リフレッシュキャンプ2014~あそびつくそう!~INいばらき」が32名の参加により開催されました。
これは、東日本大震災・原発事故により茨城県に避難を余儀なくされている家族を対象に、避難生活においても子どもが本来持っている個性を発揮できるよう働きかけ、茨城での生活への適応を促すこと、子どもとの会話を通して、子ども目線での避難生活の実態を把握して、ニーズ対応につなげることを目的に、夏季休業を利用して福島県にいる子どもたちと茨城県に避難している子どもたちの交流を深めるために茨城大学学生地域参画プロジェクトの主催により行われました。
協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)としては、加入団体のJA北つくば、JAほこた、JAなめがた、JA常総ひかり、JA常陸、JA茨城みなみ、JAつくば市、JA茨城むつみ、茨城県畜連、全農いばらきが参加者への食品の提供を行いました。
参加者は「お肉や黒小玉すいか(誘惑のひとみ)など美味しいものばかりで楽しかった」、「BBQで残ったかぼちゃを使ってかぼちゃパンを作ったり、茶巾しぼりにしたりと全部使い切ったり美味しかった」などの感想が上がっていました。
2014年7月26日(土)茨城県生活協同組合連合会と協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)の主催による復興支援企画、ボランティアバスが開催され、いばらきコープ、パルシステム茨城、株流通サービス、(株)未来、茨城県生協連から役職員が19名参加し、福島県双葉郡広野町にボランティアに行ってきました。
5月に引き続き、福島の農業復興支援と福島の今を知ることを目的に企画しました。前回は地元 特定非営利法人 ザ・ピープルで進めているオーガニックコットンプロジェクトに参加し綿の畑を耕し、うねを作り肥料(鶏糞)をまき、マルチを張り、等間隔に穴をあけ、綿花の種を植えました。今回は同じ畑の草取り作業でした。気候のことも考え早朝4時出発、午前中に作業を終わらせました。終了後、ザ・ピープルの吉田恵美子代表からお礼の言葉と「いわき市小名浜地区における支援活動の現状」をお話しいただきました。
帰りは楢葉町の道の駅ならは(現在は双葉警察署の臨時庁舎)に事務所を構えるNPO法人ハッピーロードネット事務局を訪問し、事務局の小野田洋之氏にハッピーロードネットの活動と楢葉町の現状をお聞きしました。福島第1原発事故で約7500人の全町民が避難し、避難指示解除準備区域に指定されている福島県楢葉町は、松本幸英町長が、仮役場を置くいわき市で記者会見し、帰町を目指す時期を「早ければ2015年春以降」と表明したそうで、6月に楢葉町での役場業務を一部再開し、最速で15年春の帰町を目指し準備を本格的に進めるそうです。
※NPO法人ハッピーロードネット
ハッピーロードネット(HRN)は、まち・みち・地域づくりを通して福島県相双地区の人々が中心となって設立した団体です。子供たちの未来のため、活動を行っています。
http://www.happyroad.net/
2014年7月12.13日いばらきコープ生活協同組合の企画した(「協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)」共催)、福島の子ども保養プロジェクトが開催されました。福島第一原発事故の影響で屋外活動が制限されている福島県の子どもたちとそのご家族を茨城県に招待し、外で思いっきり遊んでもらう「第12回福島の子ども保養プロジェクトinいばらき(笠間・結城)」を開催し、福島市、郡山市などから10家族34名に参加していただきました。
1日目は、笠間工芸の丘での笠間焼の手ひねり体験、茨城県陶芸美術館見学、そして2日目はJA北つくばの皆さんにご協力いただき、とうもろこし収穫体験などを楽しみました。参加者からは「自然の中で夢中で遊ぶことが出来て良かった」「広い畑で汗をかきながらの収穫は気分爽快でとても楽しかった」「多くの皆さんに支えてもらっていることを想いながらこれからも頑張りたい」などの感想をいただきました。
2014年5月17日(土)茨城県生活協同組合連合会と協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)の主催による復興支援企画、ボランティアバスが開催され、いばらきコープ、パルシステム茨城、株流通サービス、(株)未来、JA茨城県中央会、茨城大学、茨城県生協連から職員や学生が31名参加し、福島県双葉郡広野町にボランティアに行ってきました。
今年は昨年に引き続き、福島の農業復興支援と福島の今を知ることを目的に企画しました。震災後は農作物を生産しても放射能汚染の懸念から福島産は敬遠され、生産者側も農業を断念するケースが後を絶ちません。また沿岸部は津波による塩害に苦しむ農耕地が広がっています。地元NPOで進めているオーガニックコットンプロジェクトに参加し綿の栽培をお手伝いしてきました。今回は畑を耕し、うねを作り肥料(鶏糞)をまき、マルチを張り、等間隔に穴をあけ、綿花の種を3個ずつ植えました。最後に川から水をくみ、竹酢液を入れ、水を撒きました。
帰りは小名浜漁港のいわき・ら・ら・ミュウにより買い物支援をしてきました。土曜日の午後にしては、お客様はまばらで活気はありませんでした。本来であれば小名浜漁港から水揚げされた新鮮な魚が並ぶのですが、残念ながら現在市場閉鎖中(漁に出ていない)なのです。魚は宮城や茨城などの市場から入荷しているそうです。福島はまだまだ復興が遅れていることを肌で感じました。
2014年4月15日(火)茨城大学「大学生と消費生活」講座について、県庁記者クラブにおいて、記者会見が行われました。会見には、ボランティア講座を主催する「協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)」の佐藤洋一代表、学生の評価を担当する井上拓也茨城大学人文学部教授、講座事務局を担当する茨城県生活協同組合連合会の古山均専務理事の3名が出席。
茨城大学で消費生活全般にわたる講義は初の開催で、協同組合ネットいばらきの加盟団体などが講義を担当します。大学や若者が消費者トラブルに巻き込まれる例が増えていることから、未然防止や課題に対処できる基礎能力を身に着けてもらうことが目的です。
井上教授は「学生は日常的に消費生活の問題にさらされている。一年生のうちに消費者教育を受けることで消費者としての力がつき、残りの学生生活や社会にでたときの生活にも役に立つ」と開講の意義を説明しました。講義には87名の学生が受講申請しました。
2014年度講座の講義テーマと講師の一覧はこちら
なお、本講座は2015年度も開講を予定しております。
2013年11月13日、成田市成田国際文化会館にて、第20回千葉県協同組合女性交流会が開催されました。交流会には、千葉県の生協、農協、漁協から52名が参加しました。
まず、食文化・料理研究家である中村典子さんが「千葉の食文化について」の講演を行いました。中村さんは、自らの海外経験をふまえ、日本の食文化は食材が多様であり、千葉は海と川に囲まれ、気候が温暖でもあることから、全国でも有数な農産物の生産地であること、魚介類も獲れ、酪農やしょうゆ醸造などの産業も盛んであると述べました。参加者からは、「初めて知った食材やいろいろな料理があることを興味深く聞きました」、「こどもたちへの継承、楽しく食育することがとても大切だと思いました」などの感想がありました。
その後、フードコーディネーターである東金市太巻き寿司研究会の原秀子講師のもと、千葉の郷土料理のひとつである「太巻き寿司」を参加者でつくり、グループごとに試食をしながら交流をしました。試食会では、講演の感想や太巻き寿司の出来具合を話しながら、親睦を深めました。
2013年11月28日、JA長野県ビルにて、協同組合職員交流会が開催されました。この交流会は、長野県協同組合連絡会に集う組織の若手職員(20代~30代)を対象に行われ、県内の農協、生協、森林組合、労働金庫、労働者協同組合の職員41名が参加しました。
交流会では、「自分の仕事を見つめなおし、将来の夢を語る」をメインテーマとし、参加者が5つのグループに分かれ、2つのサブテーマ「担当している業務を話し、その業務が組合員・地域社会にどのように役立っているか」および「担当している業務、あるいは組織の将来の目標、夢、展望」の討議を行いました。また、交流を通じて「気がついたこと」、「これからの業務に生かせること」について、グループごとに発表を行いました。
その後、JA全中比嘉政浩総務企画部長が、「次代へつなぐ組織基盤~協同組合の未来に向かって」と題した講演を行いました。講演では、協同組合の定義、協同組合が行う「公への貢献」、日本での協同組合の役割について話していただき、参加者は協同組合の社会的な役割について理解を深めることができました。
茨城県の協同組合などは2013年11月23日、「福島復興ボランティア」として福島県のコットン畑で綿の収穫作業を行いました。
茨城県生活協同組合連合会が主催し、JA茨城県中央会など協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)を構成する諸団体と茨城大学の学生ら54人が参加しました。
今回ボランティアを呼びかけた茨城県生協連の古山均専務は「もともと生協では被災地の復興支援を行っており、今回は福島の復興支援の一環。震災を風化させないことが狙い」と意義を語りました。
収穫をしたのは福島県いわき市にある木田源泰さんと鈴木京子さんのほ場。それぞれ「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」の一環として畑で綿を栽培しています。
「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」は東日本大震災後、風評被害に悩まされている福島県のNPO法人が、食用でなく、塩害にも強く、放射性物質の移行係数が低いとされる綿を、有機栽培で育て、収穫し製品化する、という一連の事業を地域に活気と仕事を生み出そうというものです。
収穫した綿はTシャツなどにされ、収益は活動資金や借りている農地の所有者に収穫量に応じて配分しています。NPO法人「ザ・ピープル」でプロジェクトを担当している永山翔さん(24)は「復興支援商品ではなく、いわきを発信していく商品として根付いていければ」と語りました。
「このまま黙っていてはいけない」「何か夢のある壮大なものが必要だ」と力強く語るのは木田源泰さん(56)。畑で綿を栽培する傍ら、NPO法人「いわきオリーブプロジェクト」の理事を務めています。
「福島の農業は今後どうしていくべきかという明確なビジョンが示されない」としてオリーブを福島県の新しいシンボルにしようと商品化を進めています。木田さんは「何か具体的な目標が必要。畑に来てもらってみんなで農業を考えるきっかけにしてもらいたい」と今後を語りました。
茨城大学の学生33人は2013年11月13日、茨城大学、県生協連、JA県中央会の共同で開講しているボランティア講座「協同組合論」の講義の一環として、鉾田市にある茨城県畜産農業協同組合連合会の農場「肉用牛振興研修農場」を訪れました。
本講座は、協同組合の理念と実践事業についての理解をより深めてもらおうとしたもので、今回が7回目の講義となります。
今回のテーマは『「常陸牛」ブランドづくりの到達点と課題・「常陸牛」の生産現場と試食』。講義では、農場に向かうバスの中で茨城県畜産農業協同組合連合会の中川徹統括部長から、畜産農業協同組合と農業協同組合との違いや、仕事の内容について説明があり、話題となっている牛肉の偽装問題などを絡めた内容に受講生らは興味深そうに講義を聞いていました。
到着した受講生たちは農場を案内され、最後に茨城県のブランド牛「常陸牛」を試食しました。
「常陸牛」は枝肉重量や肉質(霜降り)が全国でも上位に入る黒毛和種の銘柄。受講生たちは「味が口の中にじわじわ広がる」「甘くて口の中で溶ける」と用意されていた一人あたり約200グラムの常陸牛を平らげていました。
中川統括部長は「ただ『おいしかった』で終わるのではなく、どうやったら茨城県の畜産を振興させる事ができるかを皆で考える良い機会にしてほしい」と受講生たちに期待を寄せていました。
2013年11月9,10日に、いばらきコープ生活協同組合と「協同組合ネットいばらき(茨城県内の農協・生協・漁協・森林組合等47組織で構成)」主催、福島大学災害復興研究所、福島県生活協同組合連合会、福島県ユニセフ協会、茨城県生活協同組合連合会共催、茨城県、茨城県教育委員会、ひたちなか市、大洗町後援、JAひたちなか、ひたちなか海浜鉄道、アクアワールド大洗水族館、(株)丸藤交通協力で、福島の子供保養プロジェクトが開催されました。福島第一原発事故の影響で屋外活動が制限されている福島県の子どもたちとそのご家族を茨城県に招待し、外で思いっきり遊んでもらうのが目的で、10家族36名に参加していただきました。
1日目は茨城名物の干しいも作り、震災被災から復興したひたちなか海浜鉄道乗車を体験し、大洗シーサイドホテルに宿泊。2日目は関東最大規模のアクアワールド大洗水族館を見学し、めんたいパーク大洗で辛子明太子ができるまでを学びました。
子供たちは「震災の後、外であまり遊べなかった。久しぶりに土遊びが出来て楽しかった。」と喜んでいました。
2013年10月27日、新潟県協同組合間提携推進協議会主催の「第15回協同組合まつり」が、「わたしたちは、食と暮らしと健康を創り、環境を大切にする仲間です。」をスローガンに新潟市産業振興センターで開催されました。 当日は台風27号で出足が心配されましたが、8,341人の参加で盛大に開催されました。
会場では、新潟総合生協の「産直品の試食販売」、コープにいがたの「沖縄の特産品の試食販売」が好評でした。
また、医療生協が「まちかど健康チェック」、漁協が「生鮮魚介類・水産加工品のPRと販売」、森林組合が「越後杉製品の展示・販売」および「木工教室の開催」、農協が「餅つき」や「県産農畜産物の販売」などを行いました。
また、ワーカーズコレクティブは「ふれあい広場(移動児童館)」を設置し、大勢のこども達が参加しました。
茨城大学の学生36人は2013年10月26日、茨城大学、茨城県生協連、JA茨城県中央会の共同で開講しているボランティア講座「協同組合論」の講義の一環として、茨城町にあるJA全農いばらきの直売所「ポケットファームどきどき」を訪れました。
本講座は、協同組合の理念と実践事業についての理解をより深めてもらおうとしたもので、今回が6回目の講義となります。
はじめに、ポケットファームどきどき牛久店の佐藤哲哉専任部長の「ポケットファームどきどきの挑戦」と題した講演が行われ、これまでの当直売所事業の概要の他、今後の課題への対応や、直売所の役割について説明がありました。
その後、「ポケットファームどきどき」敷地内にある「森の家庭料理レストラン」で昼食をとりました。
「森の家庭料理レストラン」はまず食材ありきでメニューが無く、その日にその土地で取れた食材でその日のメニューが決まるビュッフェ形式のレストランです。
「どきどき」に来たことがなかったという受講生は「普段食べられないような料理があって面白い」「いつも食べている料理なのに味が全然違う」「今度は家族を連れて行きたい」と気に入った様子でした。
直売所でも買い物をする受講生が多く、「地元の直売所とイメージが違ったので驚いた」「レストランで気になった食材をそのまま直売所で買えるのが良い」と語っていました。
佐藤専任部長は「この講義で、食や農に対してもっと理解を深めてもらえれば」と期待を寄せていました。
いばらきコープ生活協同組合が行う「福島子ども保養プロジェクトinいばらき」にJAひたちなかとJA茨城県中央会が協力し、10月5日、福島第一原発事故の影響で屋外活動の制限を強いられている福島県中通り地方の親子連れを対象とした農業体験を行いました。
10家族36人の参加者を乗せたバスが、那珂湊港に隣接するひたちなか市役所漁村センターへ到着すると子ども達は「なかなか海を眺める機会もないので新鮮でとても気持ちがいい」と話し、地場産野菜や那珂湊港で水揚げされた魚を使った料理を堪能しました。
その後、ひたちなか市中根の安勝徳さんの圃場に移動し、さつまいもの収穫体験を行いました。子ども達は、土をかき分け、茎を一生懸命に引っ張ってさつまいもを収穫。久々の土の感触を確かめながら、収穫したサツマイモを手に笑顔を見せていました。
また、収穫体験後には、同JAの生田目裕功専務より特産物のほしいもが手渡されました。参加者は、「普段屋外では週に数回しか遊べない。いも掘りは楽しかった」、「親子でのびのびと土いじりをしたのは、久しぶり。こうした企画はありがたい」と感想を話しました。
長野県協同組合連絡会は、国際協同組合年の取り組みを継承し、信州大学経済学部と共催で「地域産業と協同組合組織」と題し、2013年8月6日(火)~10日(土)までの5日間特別講義を開催、信州大学経済学部の学生11名が受講しました。
学生たちは、協同組合に関する理論学習を経たあと、農協、森林組合、漁協、労協、生協、医療生協の現場を視察・体験し、協同組合の果たすべき現代的役割について考えました。
<講義>
<現地視察>
2013年6月15日(土)、県庁において開催された「栃木県誕生140年県民の日記念事業イベント」に、JA栃木中央会・栃木県生活協同組合連合会・栃木県森林組合連合会の3団体が「栃木県協同組合連絡会」として出展しました。
来場者からは、「栃木県産を意識して買うようにしている」といった声も聞かれました。
また、このイベントでは、本県を代表するグルメや県産品の販売、歌、ダンスなどの催しが行われ、多くの来場者で賑わいました。