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第一勧業信用組合が日本で初めて「GABV」に加盟しました(2018年7月30日)

第一勧業信用組合(本店:東京都新宿区、理事長:新田信行氏)は、平成30年7月30日に日本の金融機関として初めて、「GABV(The Global Alliance for Banking on Values)」に加盟しました。GABVは非営利団体で、「利益」よりも持続可能な社会や環境の維持という「価値」に重きを置く銀行による国際組織です。2009年に設立され、現在では全世界で54の会員金融機関と10の協賛団体から構成されており、その規模は、顧客数で約50百万人、総資産は1,634億US$(約17兆9,740億円)に上ります。

GABVは、正しいことを行う金融機関のモデルになることと、金融機関自身をこうした活動に適したものにしていくことを目的としています。その目的達成のために、加盟には次の6つの高いハードルを順守することが求められています。

  1. 持続可能な社会づくりに貢献する融資をしていること
  2. 消費者や中小企業など実体ある活動に融資していること
  3. より良い社会の構築を目指す顧客に融資していること
  4. 長期的視点で財務の健全性を保ち銀行自身の持続可能性を維持していること
  5. 社会的に有意義な事業融資であることを預金者に開示していること
  6. 上記(1)から(5)の原則すべてを自身の文化としていること

このようにGABVへの加盟は、厳格な活動実績に基づいて行われています。また参加後の活動についても毎年チェックを受け、資金使途先の情報開示を求められる等、厳しい条件をクリアすることが求められています。

第一勧業信用組合は東京都内と千葉県の一部(市川市及び浦安市)を営業地域とする信用組合ですが、全国の地方信用組合や地方銀行ともネットワークを結んで、地方経済の活性化を目指して東京市場の消費者や顧客等との連携を仲介するなど、幅広い活動を展開しています。今回、新田信行理事長は「運営方針として『人とコミュニティの金融』、『育てる金融』、『志の連携』を推進してきたが、GABVの『利益よりも価値に重きを置く金融』は、まさに我々が目指す方向と同じである」と加盟理由を語っておられます。また今後はGABVに加盟している金融機関とのグローバルなネットワークを活用し、これからも「価値重視」の金融に寄与していくとしています。


※ 写真は、オランダより来日したGABVの議長、事務局長を囲む第一勧業信用組合の職員(2018年6月18日)
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