【第7回・第8回】
2015年11月18日・25日、14:30より千葉大学西千葉キャンパスにてIYC記念全国協議会寄附講座「非営利市民事業と協同組合」の第7回・第8回の講義が開催されました。講座を担当されている伊丹謙太郎先生が当日の授業について以下のようにレポートしてくださいました。
「第7回講義は、第6回の講義回においてワーカーズコープちば専務理事の菊地謙先生よりご提示いただいた課題『ワーカーズコープの強みや弱点を念頭におきながら、貧困・格差を減らすために協同組合組織は何ができるのか』をテーマに、9つの小グループに分かれ、具体的な提案ができるように学生たちがディスカッションを行いました。
前回のグループワークの課題が 自転車事故や飲酒による不本意な死という学生にとって身近な話題であったことや大学生協に日頃から馴染みがあったことに比べ、「協同労働の協同組合」という協同組合セクターのなかでも特異な性格と、『貧困・格差』に対する具体的なイメージが持ちにくいという点で、前回よりも課題が難しくなったと思われます。
一方で、各班ともに、この難しい課題に対して果敢に挑戦していました。ある班はアイデア担当、情報検索担当、スライド作成担当、全行程のマネジメント担当と担当を決め、ディスカッションしながら確認したアイデアを、膨らまし具体化するための役割を分担して報告を練りあげていくスタイルをとっており、「まさに協同労働だね」という私からのコメントに皆が頷いて応えてくれました。お互いに持ち場を決めながらも、つねに意見を共有しながら前に進んでいくグループワークの時間は、協同を肌で感じ、その大切さを自覚することができる貴重な経験であることを、グループワークを見ながら改めて確認させられました。
第8回の各班の全体報告会では、「協同労働の強みと弱み」について学生同士で考えた結果が提示されました。「大きな資金を集めることに不得手」である、「命令や解雇という極めてシビアな決断が鈍ってしまう」などが挙がっていましたが、このことはローカルで人間的な関係を大切する協同労働の本質的な特徴を上手く捉えています。現代の社会において協同組織が抱える限界は、それ自体が脆弱さや短所なのではなく、むしろ社会の営みが人間の生から離れている「行き過ぎ」への警鐘として捉え返すことも可能ではないでしょうか。
具体的な提案も各班多様なものでした。ある班は、協同組合による就職支援や子どもの学習支援などによって地域での貧困問題を解決するアイデアを提示しました。また別の班からは貧困の原因である「社会的孤立」を解消するための衣食住それぞれの場面での地域内協同の実現について提案がありました。シングルマザーによる協同労働の協同組合の結成を提案した班もありました。フルタイム就労では家庭環境との両立が不可能な母親同士が「お互いに助け合う(相互扶助)」ことを目的とした事業運営の提案です。一人暮らしの高齢者と若いホームレスが居場所をシェアし合う中でお互いに困っていることを解決する支えあいの空間を作りたいという班もありました。「たすけあい食堂」プロジェクトと命名し、多様な地域住民が定期的に集まれる場を作ることで社会的孤立や貧困をなくしたいという班もありました。
報告会自体は、学生なりに試行錯誤して考え出した提案を発表するところで終わりましたが、この授業の場を通して響きあった学生同士が、提案したプロジェクトを小さくてもスタートさせることを期待しています。」
【第6回】
2015年11月11日、14:30より千葉大学西千葉キャンパスにてIYC記念全国協議会寄附講座「非営利市民事業と協同組合」の第6回講義が開催されました。講座を担当されている伊丹謙太郎先生が当日の授業について以下のようにレポートしてくださいました。
「今回は、ワーカーズコープちば専務理事の菊地謙先生に登壇いただき、協同労働の協同組合の社会的役割と意義についてお話いただきました。
協同労働の協同組合は、ディーセントな(=働きがいのある人間らしい)仕事づくりによって高齢者やシングルマザー、障がい者など、それぞれ固有の働きづらさを抱えている人たち自身が働く場を作りだすことを目的としています。こうした特徴とともに、地域課題の解決に資するサービスを提供するという目的もあります。たとえば保育所や介護施設、地域の皆で集まれるカフェなど、地域にとって必要なものが行政や民間企業によって提供されない場合、住民自身が協力しあってこうした場を運営していきます。
実際に、大規模団地が次々に建設されていった1960年代前後の時期には、行政が手を打つには想定外の人口移動・人口増加の中、各地で主婦たちによる共同保育所や購買生協が生まれました。詳しくは、原武史『団地の空間政治学』(2012年、NHKブックス)などをお読みいただきたいのですが、前回ゲスト講話で寺尾先生も説明されたペストフの三角形に例えると、非営利協同セクターによって解決を図るしかない場面が実際に戦後の日本社会に存在してきましたし、今後新しい公共という形でさらに必要とされる状況が生まれてきているのです。今回テーマとなる協同労働の協同組合(ワーカーズコープのほかワーカーズ・コレクティブもまたこの領域で活動している団体である)は、こうした時代の転換点において最も先鋭的な活躍を期待されている協同組合でもあります。
菊地先生からの説明は、高齢者事業団にはじまるワーカーズコープの失業問題に対する取組の歴史からはじまり、すべての組合員が出資・経営・参加(労働)の三つの役割を果たしながら事業を進めていくという特徴、理念の説明、さらに実際にワーカーズコープちばがどのような事業・活動を行っているのか具体的な話へと及びました。就労困難者の働く場づくりからはじまった菊地先生の千葉での活動は、今年3周年を迎えたフードバンク事業や千葉市生活自立・仕事相談センター(生活困窮者自立支援制度のパイロット版として昨年度設置)など多様な領域に広がりを見せています。
実は、菊地先生が働いているオフィスはこの講義が行われている千葉大学西千葉キャンパスの正門からすぐ近くの距離にあり、私自身その人柄とビジョンに惚れ、ここ3年様々な形でご一緒させていただいてきています。今回、菊地先生からいただいた課題は「ワーカーズコープの強みや弱点を念頭におきながら、貧困・格差を減らすために協同組合組織は何ができるのか」というものです。非常に難しい問題ですが、現代に生きる私たち一人ひとりが真剣に考えなければならない問題であり、学生もその例外ではありません。
「社会がどこか壊れてきている」。多くの人がそう実感する時代に改めて非営利協同セクターが果たすべき役割について、次週は学生が9つの班に分かれて考えていきます。」
【第5回】
2015年11月4日、14:30より千葉大学西千葉キャンパスにてIYC記念全国協議会寄附講座「非営利市民事業と協同組合」の第5回講義が開催されました。講座を担当されている伊丹謙太郎先生が当日の授業について以下のようにレポートしてくださいました。
「前回の授業では学生が10班に分かれて(1)飲酒、(2)メンタルヘルス、(3)学業継続のリスク、(4)自転車事故のテーマについてそれぞれディスカッションし、自分たちなりの解決策を作り上げる時間となっていました。
今回の授業の主旨は、この議論した成果について、授業を受けている学生全員で共有しようということです。テーマ選択は任意でしたが、半数のグループが飲酒問題を取り上げることになりました。
個人として何をすべきなのか、あるいは大学や社会はどのような行動をとるべきなのかといった回答とともに、協同組合だからこそできる対策などについても具体的な提案が出されました。
大学生協は組合員である学生自身が意思決定し実際に色々な実践を行う場であるという前回の授業を反映し、自分たちならどのような形で生協を使って4つのリスクに対していくのか、スライドを用いて報告がなされました。講義回での講師を担当された全国大学生協共済連合会専務理事の寺尾善喜先生も今回再度ご参加くださり、他に参加された複数名の地域協同組合関係者とともに学生の報告に対してひとつひとつコメントを頂くこととなりました。
飲酒問題については、コールや一気飲みという学生同士で飲酒する際に発生しがちな危険行為について、学生自身で生協主催のセミナーを開催して危険性を共有していくという案のほか、酒屋や飲食店との間に協力関係を築き、割引サービスなどで学生に安全で楽しい飲酒を習慣づけられるようなインセンティブを提供するといった斬新なアイデアも出されました。
メンタルヘルスについては、やはり孤立化することが最大の問題であり、学生自身が横の繋がりを築き、仲間意識を持てるような場所・機会を積極的に作っていくことが必要であることが確認されました。
学業継続のリスクについては、病気・ケガ、学費・バイト、学業に対する関心の薄れという複数の視点から報告が行われましたが、印象に残ったのは「留学先の感染症」についての情報を迅速に共有することが必要であるという提案でした。千葉大学は37校あるスーパーグローバル大学のひとつであり、留学を意識する学生が急激に増加しています。以前に比べて学生生活において留学が至極身近になってきたからこその提案でもあったのだと思われます。
自転車事故については自転車点検の強化が挙げられました。すでに大学生協で実施しているものですが、思ったより参加者が少ないのはなぜだろう?という疑問からスタートして周知のための工夫について報告がありました。また、必ずしも自分たち学生だけではなく、高齢者の自転車利用の危険性などを踏まえ、地域で荷物を運ぶ手伝いを学生と生協で協力して進めていけばどうかといった提案も行われました。
1年生中心で人前で発表することに慣れていない学生も多かったように思われましたが、いずれの報告も刺激的で学生らしいアイデアに満ちたものでした。」
【第4回】
2015年10月28日(水)、14:30より千葉大学西千葉キャンパスにてIYC記念全国協議会寄附講座「非営利市民事業と協同組合」の第4回講義が開催されました。
講座を担当されている伊丹謙太郎先生が当日の授業について以下のようにレポートしてくださいました。
「今回は、本年度より新しい取組として授業に盛り込んだ、学生自身による最初のグループワークとなります。前回の寺尾先生からは、「現代の協同組合が直面し、かつ適切な答えを見いだせていない問題をぜひ学生の考える課題として提供してほしい」という講座事務局からの依頼にお応えいただき、4つの課題をいただきました。今回は大学生協共済連からのゲストということもあり、(1)飲酒、(2)メンタルヘルス、(3)学業継続のリスク、(4)自転車事故、といった大学生の学生生活にとって身近なテーマについて、協同の精神を活かした解決策を提示するという流れとなっています。4つのテーマに対して、5人程度のグループでそれぞれ1テーマ(あるいは複数)を選択し、90分という短時間ではありますが、解決案を議論してもらいました。
この日は10のグループに分かれることになりましたが、それぞれに具体的な提案を考えようと熱心に議論しているように見えました。事務局サイドではいきなり議論させて成立するのか?沈黙が流れるのではないか?という不安もありましたが、結果的にはむしろ騒がしいくらいに盛り上がりのある教室となりました。また、千葉県生協連や生活クラブなどから地域の協同組合職員にも参加していただき、グループ討論に参加され、「非営利協同セクターだからこそできる活動・取組」について積極的にお話しいただいていました。
次回は、今回各グループで議論した結果を履修者およびIYC記念全国協議会関連団体に対してフィードバックする「全体報告会」となります。全国の大学生協が取り組みながら、解決を見ない問題に対して、どのような意見が提案され会場との間でいかなる議論が生まれるのか、楽しみです。」
【第3回】
2015年10月21日(水)、14:30より千葉大学西千葉キャンパスにてIYC記念全国協議会寄附講座「非営利市民事業と協同組合」の第3回講義が開催されました。今回は、「学生を取り巻くリスクに備える助け合い-生協の社会的取組」と題し、全国大学生協共済連合会専務理事の寺尾善喜先生にご登壇いただきました。
講座を担当されている伊丹謙太郎先生が当日の授業について以下のようにレポートしてくださいました。
「今回はより3回は今年度の4つの「ケーススタディ」のトップバッターとして生協の取組をとりあげます。今年度のケーススタディは生協、協同労働、農協、協同組織金融という順で進みます。
今日は、生協をテーマとしたケーススタディの第1回として、大学生協の取り組みを講義いただきました。聴講する学生にとって、フードコートで昼ご飯を食べたり、教科書・文具を買ったりする大学生協は最も馴染みのある協同組合だと言えます。
今回は、
1)サークルでの一気飲みなどの不適切な飲酒
2)アカハラやブラックバイトなどを原因とするメンタルヘルスにかかわる問題
3)大学生の自転車事故
の3点にわたって講義がなされました。毎年その結果が新聞で話題を呼ぶ「学生生活実態調査」を取りまとめている大学生協だけに、具体的な数字が示されながら学生生活を取り巻くリスクについて論じられました。
一方で、このようなリスクへの対応として大学生協(の共済事業)が何を行っているのか、さらに「協同による問題解決」というものがどのような効果を持っているのかについても説明をいただきました。
ペストフの三角形を用いながら、非営利・協同セクターだからこそ担える役割とともに、その他のセクターとの協力関係が必要であることも語られました。寺尾先生からは、次回のグループワークでの課題を以下のいずれかを選ぶよう示されました。
1)飲酒リスクを回避するための対策とは?
2)学業継続困難になるようなリスクを避けるための対策とは?
3)メンタルヘルス対策とは?
4)自転車事故リスクを回避するための対策は?
非営利・協同セクターと他のセクターとの間での協働のあり方についても、しっかりと考えてもらいたいとのことです。
さて、協同組合が問題解決に有効な組織形態である場合とはなんでしょうか。寺尾先生によれば、それは1)共に行動するという連帯の側面、2)非営利事業である側面、3)弱者に対して仲間として支援する側面の3点です。とりわけ弱者支援という側面については、「協同の精神」の本質的な部分でありながら今日まであまり意識されてこなかった部分ではないでしょうか。前回の講義の説明にもあった協同組合のアイデンティティで掲げられている自立や民主制は、バラバラに自立した個による形式的(1人1票の手続き的)民主制などではなく、仲間として敬意をもって他者(他の組合員)に接し、共に考え行動するという非常に実質的なものです。わが国においても賀川豊彦の例に漏れず、この精神、他者に対する感受性や想像力がスタート地点にあったことは改めて深く考えてみる必要があります。
11月11日からの協同労働に関するケーススタディでお迎えする予定の菊地謙先生(ワーカーズコープちば専務理事)からは、千葉大学の地元稲毛区でフードバンクや生活自立・仕事相談センターなど、生活困窮者支援の活動に従事されている経験を踏まえたお話をうかがえることになっています。今回の寺尾先生の講義は、学生にとっての身近さ・具体性とともに、協同という理念の本質に迫る内容である上に、千葉先生と菊地先生のテーマを繋ぐという役割も果たしていただき、改めて感謝申し上げたいと思います。
班で共同購入を行うわけでもなく、定期的に店舗に行く必要もない共済事業は、フェイス・トゥ・フェイスの組合員活動(寺尾先生の話における連帯の側面)が最も難しい事業だとも言われています。学生によるグループワークではこうした問題に対しても正面から取り組んでほしいです。今回、寺尾先生にご提示いただいた課題に対し、学生がどのように考えいかなる答えを用意するのか、次週のグループワークに期待したいです。」
【第2回】
2015年10月14日(水)、14:30より千葉大学西千葉キャンパスにてIYC記念全国協議会寄附講座『非営利市民事業と協同組合』の第2回講義が開催されました。今回は、<協同組合入門>と題し、一般社団法人JC総研の千葉あや副主任研究員にご登壇いただきました。
講座を担当されている伊丹謙太郎先生が当日の授業のことを以下のようにレポートしてくださいました。
「次週からの講義は、協同組合団体が直面する具体的な問題をめぐってケーススタディを進めていくことになります。学生自身で、あるいは学生同士で考え・議論していくという今年度講義の特徴を踏まえると、入門編にあたる今回の講義において世界の協同組合が共有する理念を噛み砕いてお話いただけたことは、非常によかったと思います。
講義は、協同組合の定義やICAの協同組合原則などの説明と世界そして日本における協同組合の歴史について触れるところから開始されました。協同組合が相互扶助の組織であり、社会的経済を通じた問題解決を目指す運動であることが語られるとともに、少子高齢化や貧困、格差、いじめなど、必ずしも経済問題に極限されるわけではない諸問題に対しても「互いに助け合うことで願いを達成しよう」という姿勢そのものが協同の精神の本質にあることが説明されました。わが国においてもJAや漁協、森林組合などから生協、信金・信組といった多様な協同組合が存在している一方で、それらが共通の目的・想いを持っています。こうした協同組合のアイデンティティについて、国際協同組合同盟の「虹の旗」の意味「多様性のなかの統一性」という言葉が示され、協同組合が歴史的にずっとこの姿勢で活動を展開してきたことが学生に共有されることになりました。
講義の後半は、千葉あや先生のご出身地でもある福島において具体的に協同組合がどのような役割を担い、また何を実現しようとしているのかが詳しく語られました。ICAの協同組合原則のなかでも特に「協同組合間協同」と「コミュニティへの関与」の2点について深く掘り下げようという試みでもあります。農協、漁協、森林組合、生協、福島大学が連携して立ち上げた「地産地消ふくしまネット」や、協同組合の各県連が中心となり、行政を含む協同組織以外の多様な団体も巻き込む形で実現された「環境保全ネットワークふくしま」などの取組が紹介され、地域社会における協同組合の活動とその連携のインパクトの大きさとともに、地域に密着しているがゆえの持続力と新しい展開について多岐にわたる実践が取り上げられました。
最後に「共益」と「公益」という概念が地続きであることが示されました。現代という困難な時代の中で生まれた新しい諸課題に向き合う上では、多様な組織や個人がお互いに知恵を出し合えるような環境を形成することが不可欠であり、地域経済・住民のニーズを満たす地縁組織として発展してきた協同組合こそが、人々の連帯を生み出す中核的役割を担うことができるのではないか、という問いかけとともに、「Think Globally, Act Locally」という言葉で今回の講義が締めくくられました。」
【第1回】
2015年10月7日(水)、千葉大学西千葉キャンパスにおいてIYC記念全国協議会寄附講座『非営利市民事業と協同組合』が開講となりました。7日は第1回でもあり、学生に対して授業概要や目的、授業のスタイル、成績評価方法などを含むガイダンスと、非営利市民事業としての協同組合組織について簡単な概説が行われました。
講座を担当されている伊丹謙太郎先生が当日の授業のこと、今年度の講座のことを書いてくださいました。
「この科目は昨年度より開設されています。2014年度が協同組合陣営から14名の講師陣をゲストとしてむかえるオムニバス形式講義であったのに対し、2015年度における授業計画はグループワークを中核にすえ、学生自身が、協同組合や非営利組織が直面する具体的問題について考え・議論し、自分たちなりの解決策を模索するスタイルになっています。
履修者には「皆さんのチームがコンサルタントとして問題の解決を委ねられたらどうするのか?という想定でまずは臨んでみてください」と伝えています。現実には「思考(考えること)」と現場での実践・経験とが切り離せないことが見えてくるような学びの場になってほしいと考えています。
「基礎知識を養う講義→グループワーク→グループ間での全体報告会」というスタイルで各テーマを進めていきますが、講義回以外にも、グループワークの回に複数人の千葉地域の協同組合人にメンターとして参加していただき、学生たちが議論するなかで見出した疑問に寄り添いながら一緒に考えていける「公開講座」にしたいと思っています。
教室では、5人程度のグループが島になっていますので、協同組合人の皆様には各島の間を渡り歩いて、いろいろな考えに触れていただければ幸いです。千葉地域の協同組合人の皆様、いずれのテーマでも単発の飛び入りも大歓迎ですので、ぜひ奮ってご参加下さい。」