7月12日~14日の3日間、イタリア・ミラノ市内で、ICA(国際協同組合同盟)、FAO(国連食糧農業機関)、イタリア協同組合総連合、JA全中の共催で、ミラノ万博と連動し、「協同組合:持続可能な発展のため、飢餓をなくすため、人々に力を与える」をテーマとした、協同組合シンポジウムが開催されました。世界22カ国から91団体約200名が参加し、講演やパネル討論をとおして協同組合の取り組みや可能性について議論し、取りまとめ文書を採択しました。
- 主催者を代表してICA会長ポーリン・グリーン氏、イタリア協同組合総連合副事務総長マルコ・ベントゥレッリ氏、JA全中会長(当時)萬歳 章氏の3人が開会あいさつをおこない、引き続いてFAO連携・提言・能力開発室 連携ユニットチーフ ロドリーゴ・カスタニェダ氏が「持続可能性を確保しながら90億人を養うには」と題して基調講演を行いました。
- その後3日間にわたり、次の各テーマのもとパネルディスカッションが行われました。
1)農協:産業生産の拡大と多様性の促進のため、家族農業と地域社会を支援する
2)農業協同組合の取り組み事例から
3)環境にやさしい農業と食品販売のために
4)サプライチェーンにおける食品ロスや食料廃棄を回避する
5)生産者と消費者を結ぶ革新的実践
6)貿易協定とポスト2015年開発アジェンダ
- 第1日目に、京都吉兆 総料理長 徳岡 邦夫氏から、「産官学連携による農村地域における小規模農業の六次産業化」と題する特別講演が行われました。
- 最終日、閉会式において取りまとめ文書を採択しました。
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日本農業新聞の広報版(取りまとめ文書も掲載)はこちら
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