ポスト国際協同組合年(IYC)宮城県実行委員会と宮城県協同組合こんわ会は、2014年12月11日、第2回ポストIYC学習会を仙台市で開催しました。
政府が進める農協改革の背景や問題点を学び、競争と格差を拡大する危険な動きに断固反対することを確認しました。また、協同組合の精神が次代へ確実に継承される社会環境づくりに取り組むことを申し合わせました。
実行委員会は、2012年に12団体で設立された「国際協同組合年宮城県実行委員会」を維持・発展させる立場から継続的に活動を行ってきています。学習会には、12団体から22人が参加しました。
東京農業大学の白石正彦名誉教授が、「『協同組合原則』から見た『農協改革』動きと問題点」と題して講演されました。「規制緩和で市場競争を拡大すれば、グローバルな強い農業構造改革ができるという規制改革会議の基本認識は、本質的に間違っている」と語られました。
JA全中総務企画部の福園昭宏部長(IYC記念全国協議会事務局長・日本協同組合連絡協議会(JJC)事務局長)からは、農業・農協改革問題の経過と、国際協同組合同盟(ICA)の対応などについて報告がなされました。