「国際協同組合デー」は世界の協同組合に携わる人々が平和とより良い生活をめざして協同組合運動の前進を誓い合う日として、毎年7月第一土曜日と定められています。
2013年7月6日(土)の「国際協同組合デー」のテーマは「危機にこそ強い協同組合」です。この「国際協同組合デー」を記念した中央集会が2013年7月26日(金)、東京の日経カンファレンスルームにおいて『震災復興にむけての協同組合活動』をテーマに、「日本協同組合連絡協議会(JJC)」と「国際協同組合年記念協同組合全国協議会」との共催で開催され、協同組合組織やメディア関係者をはじめ約250名が参加しました。
萬歳章氏(全国農業協同組合中央会会長・JJC委員長・IYC記念全国協議会代表)による開会挨拶の後、ICAのポーリン・グリーン会長からのメッセージが代読されました。
続いて、福島大学の小山良太准教授が「福島の復興にむけた取組活動と協同組合ができること」と題して、基調講演を行いました。
その後、パネルディスカッションで4つの協同組合組織より取組報告が行われ、小山准教授をコーディネーターとして討論が繰り広げられました。
最後に今回の集会を受けて、東日本大震災の復旧・復興に向け、協同組合全国組織等が協力して実践できる具体策について協議・検討する旨の「2013年国際協同組合デーにあたっての申し合わせ(案)」が、満場の拍手をもって確認されました。
本集会は、相互扶助組織としての協同組合の社会的な責任の重要性を改めて認識し、協同組合間の連携強化の必要性を確認した集会となりました。
(パネルディスカッション)
・テーマ | : | 震災復興にむけた各団体の取組事例発表と今後について |
---|---|---|
・コーディネーター | : | 小山 良太氏(福島大学経済経営学類 准教授) |
・パネラー | : | みやぎ生活協同 副理事長 沼倉 優子氏 日本労働者協同組合連合会 東北復興本部 本部長・専務理事 田中 羊子氏 宮城県漁業協同組合 理事 小野 秀悦氏 全国農業協同組合連合会 総合企画部震災復興課 課長 尾本 英樹氏 |
小山准教授の基調講演 |
パネルディスカッションの様子 |