2013年5月30日(木)、東京都千代田区のJAビルで、「協同による『仕事おこしまちづくり』」をテーマに、第1回「協同労働型の協同組合の法制度整備」に向けた学習交流会が開催され、協同組合関係者約50人が参加し、「協同労働の協同組合」法制化の必要性を確認しました。
谷口肇氏(IYC記念全国協議会幹事長・全国農業協同組合中央会常務理事)による開会挨拶の後、東京・墨田区での日本労協連・センター事業団の実践を追ったドキュメンタリー映画「ワーカーズ」が上映されました。地域に密着し、地域で必要とされている子育てや高齢者福祉の仕事を地域の人たちとともに創ることを通して、まちづくりに取り組む協同労働の実践が紹介されました。
続いて、日本労協連・永戸祐三理事長より、「みんなで働く みんなで生きる―協同労働を社会の力に―」をテーマに、講演が行われました。「協同労働型の協同組合と言われている事業体は、ワーカーズ・コレクティブで500ヵ所、ワーカーズコープが350ヵ所、JAの調査では主に女性たちの起業の取組みとして、9000団体・個人がカウントされており、およそ10万人の人々が生活と地域の必要に答える仕事をしている。今、日本全国で、地域は新しい活力を必要としている。そのためにも『協同労働の協同組合』の法制化が必要である」と訴えました。
次回の学習交流会は、2013年9月に開催予定です。