国際協同組合同盟(ICA)が2012年10月に発表した報告「世界協同組合モニター(World Co-operative Monitor)」では、世界の協同組合トップ300の事業高を合計すると約2兆米ドルとなり、前年の1.6兆ドルから大きく上回ることが明らかとなりました。
この報告は、ICAと欧州の研究機関Euricseが共同で行った調査の結果で、世界61か国にある2,192か所の協同組合による2010年の実績をもとに作成されています。
この報告によると、事業高の世界第1位は日本の全国共済農業協同組合連合会(JA共済)で、第2位は同じく日本の全国農業協同組合連合会(全農)でした。
EuricseのCEOであるSalvatori氏は、「『モニター』は第1歩を踏み出したに過ぎません。この取り組みのメインゴールは、経済的・社会的影響という点から、各国に存在する大規模協同組合の認知度を高めることであり、したがって調査チームは徐々に、世界の大規模協同組合が雇用などの面で社会へどのように貢献しているのかを示すデータを集めるつもりです」と述べています。
「世界協同組合モニター」の原文はこちらからご覧いただけます。