平成30年10月2日(火)JAグループ大分、大分生協連、大分漁連、大分森組連等の9団体で構成される大分県協同組合協議会は、「協同組合における先進事例研修会」を開催しました。これは昨年から活動を再開した大分県協同組合協議会が、会員の若手職員を集めて他の都道府県の協同組合間連携の先進事例を学び、自県の協同組合間連携活動に生かしていくことを目的として開催したものです。
研修では、JCA協同組合連携部の佐藤主任研究員が「協同組合間の連携事例と実態調査の報告」と題して、協同組合間連携の先進6事例の解説と全国各都道府県の協同組合連絡協議会の実態調査結果について講義を行いました。続いて同協同組合連携部の文珠主任研究員が「協同組合間協同論」として、協同組合間協同の分類、生協とJAグループの産直、協同組合間協同のポイントについて講義を行いました。
研修会終了後は、県協議会の事務局である大分中央会の麻生部長と宮成次長とJCAの講師で、今後の大分県における協同組合間連携についての聞き取り調査と、今後の活動について協議を行いました。
研修会の様子 |
大分県における協同組合組織の連携強化を目的に、大分県協同組合協議会は2017年8月1日、ホテル別府パストラルで「大分県協同組合間連携推進大会」を開催し、関係団体役職員ら約100人が出席しました。同協議会の構成団体はJA大分中央会、JA大分信連、JA全農おおいた、JA共済連大分、JA大分県厚生連、大分県酪農業協同組合、大分県椎茸農業協同組合、大分県森林組合連合会、大分県漁業協同組合、大分県生活協同組合連合会の10団体です。
規制改革推進会議からの「農協改革に関する意見」の提言など、政府による協同組合の否定ともとれる動きが見られるなか、昨年「協同組合の思想と実践」がユネスコの無形文化遺産に登録され、世界的に協同組合に対する評価が高まっていることを受け、同協議会では、約10年間休止していた活動を再開することを決定し、今回の大会が開催されたものです。
大会では、活動再開に至るまでの経過報告を行うとともに、県下協同組合の連携強化を謳った大会宣言を提案し、満場の拍手で採択しました。
同協議会の二宮伊作会長(JA大分中央会会長)は「この大会を県下協同組合が連携した取り組みを開始する契機としてもらいたい」と挨拶しました。
そのほか、JC総研協同組合研究部長の前田健喜氏より「『協同組合の思想と実践』のユネスコ無形文化遺産登録から協同組合間連携へ」と題した記念講演が行われました。
農協改革につづき、漁業権開放の問題など漁協や森林組合が規制改革の焦点とされる懸念があるなか、同協議会は、様々な形態の協同組合がそれぞれの事業を通じて継続的な地域発展に貢献していることを、広報活動を通じて広く地域住民へ知らせていくとしています。
同大会で採択した大会宣言は別紙のとおりです。
大分県協同組合間連携推進大会 大会宣言はこちら
2016年11月28日に、県内の協同組合等8団体で構成する宮崎県協同組合連絡協議会は、規制改革推進会議農業ワーキング・グループの「農協改革に関する意見」に反対を表明する共同声明を発表しました。
同日、第1次産業をはじめ商工、建設、医療等の10団体で構成する宮崎県経済団体協議会から、「自己改革を基本とするJAグループの取り組みに対する連帯の意思表明」という共同声明が発表されました。
今回の「農協改革に関する意見」に対して、県内の協同組合と経済団体がJAグループと連携して行動を起こしています。
詳細は下記の共同声明をご覧ください。
宮崎県協同組合連絡協議会 共同声明はこちら
宮崎県経済団体協議会 共同声明はこちら
2016年2月19日、鹿児島県協同組合協議会(略称:KJC 鹿児島県の生協、農協、漁協、森林組合で構成)は、協同組合間の相互理解と交流促進を図るため、「KJC現地研究会」を開催し、18名が参加しました。
今年はKJC40周年にあたり、県森連の会有林で記念植樹を実施した後、農協関連施設「たわわタウン谷山」で産地直送の新鮮野菜を味わい、参加者同士の交流を深めました。昼食後は県漁連と関わりの深い「鹿児島県水産技術開発センター」で視察研修を行い、水産資源の管理・開発や安心安全を基調とした環境にやさしい養殖業等についての理解を深めました。参加者からは、「現地研究会を通じて県内の協同組合間の連携の強さを実感した。」などの声が聞こえました。
また、現地研究会終了後には「KJC設立40周年記念 協同組合対抗スポーツ大会」と題して、参加者でボウリング大会を実施し、協同組合間の絆をより深めました。
2016年2月10日(水)、鹿児島県協同組合協議会(略称:KJC 鹿児島県の生協、農協、漁協、森林組合で構成)は、協同組合組織の社会的認知度を高める活動の一環として清掃活動を実施しました。
清掃活動は2013年より継続的に実施しており、今回で7回目(今年度2回目)の取り組みとなりました。これまで約200名の各団体役職員が参加しています。
今年度はKJC設立40周年にあたり、参加者全員がオリジナルジャンバーを着用して作業に取り組みました。今回の河川清掃活動には22名が参加し、各団体協力しながら約1時間清掃を行いました。
2015年12月6日(日)、鹿児島県協同組合協議会(略称:KJC 鹿児島県の生協、農協、漁協、森林組合で構成)は、鹿児島市のドルフィンポート前のウォーターフロントパークで「かごしま“よかもん”収穫祭2015」を、県農協青壮年組織協議会との共催で開催しました。
あいにくの悪天候の中でしたが、ステージでは青年部による餅つき大会やお楽しみ抽選会など多くのイベントが行われました。また会場では、農産物・特産物の販売(農協)、水産加工品販売(漁協)、木材加工品・苗の販売(森林組合)、コープ商品の試食展示、作り立て惣菜・産直野菜・産直果物の販売(生協)などが行われ、大いに盛り上がりました。
鹿児島県内のJA、生協、漁協、森林組合で組織する鹿児島県協同組合協議会(KJC)は7月28日、鹿児島市のJA県会館で第93回国際協同組合デー記念集会を開催し、協同組合の役職員約200人が出席しました。
集会では、今年でKJC設立40周年を迎えたことを契機に、各協同組合間の連携・連帯をさらに深め、組合員・地域住民の平和とよりよい生活を目指していくことを誓いました。
また、環太平洋連携協定(TPP)と農協改革に関する共同声明について、TPPは第1次産業が打撃を受けるだけでなく、医療が崩壊する恐れもあるなど国民生活に計り知れない影響が懸念されていることを周知し、「国会決議が順守されないTPPには断固反対していく」こと、農協改革では、協同組合の価値や役割を広く県民に積極的に情報発信していくことを採択しました。
さらに、KJCの設立40周年を記念して、鹿児島大学の岩元泉名誉教授が「協同組合への期待」と題した記念講演を行いました。岩元氏は講演の中で、TPPの混迷と農協改革の本質について説明し、「生活と地域社会を守る協同組合の役割は大きい。協同組合には過疎地域でも暮らしが成り立つ地域づくりを期待したい」と強調されました。
7月10日、協同組合ふくおかネットワーク推進協議会と福岡県協同組合促進懇話会は、福岡市で、2015協同組合ふくおか講演会を開催しました。
同ネットワークと同懇話会に加盟している、JA・生協・漁協などをはじめ、30団体の常勤役員や幹部職員ら約100人が参加。農協法改正と協同組合の地域社会における役割を学びました。
同協議会の倉重博文代表(JA福岡中央会会長)は「政府は農家の所得増大や農村の所得倍増のための農業・農協改革と言っているが、協同組合を否定するような改革を進めている。自己改革に取り組むためには協同組合に何が必要なのかを学び、自ら考えて欲しい」とあいさつしました。
青山学院大学名誉教授の関英昭氏をお招きし「協同組合をめぐる環境変化とその存在意義~農協法改正と協同組合の地域社会における役割~」と題して記念講演を行いました。
先生からは(1)外部環境の変化と農協法改正案の内容、(2)協同組合の存在意義は何か、(3)協同組合と地域社会の関係、(4)協同組合の将来、についてお話がありました。
関氏は、「協同組合は苦難の時代にこそ力を発揮してきた歴史と経験がある。今こそ、その底力を発揮するとき」「経済学の原点は人間であり、人の心を大切にするのが経済学」と話されました。
2015年2月16日、鹿児島県協同組合協議会(鹿児島県の生協、農協、漁協、森林組合で構成 KJC:Kagoshima Joint Committee of Cooperative Society)は、協同組合間の相互理解と交流促進を図るため、「KJC現地研究会」を開催し、21名が参加しました。
今年は、生協の「コープかごしま産直センター」での施設見学、漁協の「江口蓬莱館」での昼食、経済連関連会社である「鹿児島協同食品(株)」での手作りウィンナー体験活動を通して交流を深めました。
参加者からは、「他の団体の職員と交流でき、視野を広げることができた。」などの声も聞こえました。
KJCの活動状況についてはこちら
鹿児島生協「産直センター」の資料はこちら
鹿児島県協同組合協議会(鹿児島県の生協、農協、漁協、森林組合で構成)は、協同組合を県民により広く知ってもらうため、2013年11月2日から3日まで「協同組合まつり」を開催しました。
このイベントは、昨年のIYC(国際協同組合年)企画を継続して開催したもので、今年は鹿児島県の農業を担う「鹿児島県農協青壮年組織協議会」とも共催し、さらに充実した内容を目指しました。
会場となった鹿児島市・県民交流センター前広場には、おはら祭りの人出もあり、約5,000人の人々が集まりました。まつりでは、参加者がクイズ形式で楽しめる各協同組合の活動を紹介したパネルコーナーが設置された他、テレビでの生中継も行われました。
農協は農産物・特産物の販売、漁協は水産物のできたて総菜の販売、森林組合は木材加工品の販売、生協はコープかごしまによるコープ商品の試食展示、作り立て惣菜・産直野菜・産直果物の販売を行いました。