県段階の協同組合間連携の実態について

『第3回 災害時の連携を考える長野フォーラム-連携による災害支援の可能性-』が開催されました。

 2021(令和3)年1月29日(金)、JCAが主催する都道府県協同組合連携組織の全国交流会議(2020年7月)や第5回全国交流会議スピンオフ企画(同年11月)でご紹介させていただいた「長野県災害支援ネットワーク(通称Nネット)」が主催する「第3回 災害時の連携を考える長野フォーラム」が開催されました。

 Nネットは長野県生協連や長野県社会福祉協議会、長野県NPOセンターなど8団体で構成されるネットワークで、団体や組織の枠組みを超えて、平時から課題や取り組みを共有することで、長野県内で災害が起きた時、多様な団体や行政が効果的に連携し、被災者支援を円滑に行うことを目的に活動しています。

 2019(令和元)年の東日本台風(台風19号)災害では、このNネットを中心に被災者支援が円滑に進み実績を上げるとともに、災害ボランティアとは別に、全国的には珍しい「信州農業復興再生ボランティアプロジェクト(通称農ボラ)」を立ち上げ、リンゴ農家の農地と農業の復旧にも取り組みました。(農業ボラの取り組みについては2時間46分ごろにあります)

 編集なしの長い動画ですが、リレートークからは、個々の団体がNネットを通じて連携していく様子、連携することの意義や関係性がよくわかります。また、随所に出てくるファシリテーショングラフィックスの技術を活用した模造紙が理解を深めるアクセントになっています。

 災害時支援での連携を考えるいい教材にもなりますので、ご視聴をお勧めします。

(協同組合連携部 文珠 正也)

 

下記の「長野県災害支援ネットワーク」のHPから
動画(YouTube)および報告冊子が視聴、入手できます。

https://nagano-saigaishien.net/forum210129/