県段階の協同組合間連携の実態について

宮城県協同組合こんわ会が2023年度ラウンドテーブルを開催

 宮城県協同組合こんわ会は昨年に続き2024年3月7日(木)、2回目のラウンドテーブルを開催しました。今回のテーマは協同組合のアイデンティティで、10団体13人が参加しました。

 冒頭、宮城県農業協同組合中央会の髙橋慎常務理事より開会挨拶があり、同中央会の千葉康司組織対策部長(こんわ会幹事)から、こんわ会の概要と取組みについて紹介がありました。

 日本協同組合連携機構(JCA)のCI・国際・研究チームの前田健喜部長が「協同組合のアイデンティティ」をテーマに、その変遷、定義・価値・原則のポイント、現在進められているアイデンティティ改定に関する世界的協議の背景等を講演した後、ワークショップ形式で話し合いました。

 話し合いでは、これからありたい姿として「協同組合だから、と選んでもらえる協同組合に」「会員以外の方々にも応援してもらえる協同組合に」「地域と共に成長し続ける協同組合に」等、力を入れたいこととして「地域の活性化」「(森林が)環境に寄与していることの周知」「コミュニティ維持・共生社会の推進」「組合員として・人として成長発達を促す」等、また、協同連携しての取り組みとして「共催の活動・学習の場づくり」「コラボして新しいモノづくり」「子どもたちを真ん中にした体験の場」等が出され、相互理解と今後の動きにつながる機会となりました。

 こんわ会では地域に関わる活動の具体化として今年度、海岸清掃が計画されています。