県段階の協同組合間連携の実態について

かがわ協同組合連絡協議会が、「協同のちからでできること―防災キャンプ―」を実施しました

 香川県漁業協同組合連合会、香川県森林組合連合会、香川県生活協同組合連合会、香川県農業協同組合、香川県農業協同組合中央会等12の協同組合で構成する、かがわ協同組合連絡協議会が、11月26日(土)、初の防災キャンプを実施しました。

 かがわ協同組合連絡協議会は、昨年12月に、協同組合連携で地域のために出来ることを話し合うグループディスカッションを実施。防災等8つの課題について、「ありたい姿」と「やりたいこと」を整理。今年度は、防災対策として、防災キャンプを実施することとし、「ラウンドテーブル実践ミーティング」で、災害時に困ることは何か、防災キャンプで学ぶべきことは何かを徹底議論。企画を練り上げました。

 キャンプ当日は、10組合から役職員の家族も含め55人が参加。香川県キャンプ協会の指導を得ながら、ビニール袋を使っての炊飯やロープワーク等を学びました。

 大会参加者に対するアンケートでは、「緊急時にビニール袋があればお米が炊けることに驚いた」、「ロープワークは災害時に役に立つと感じた」等の声が上がった他、参加者の大半が、今回のキャンプを通して、災害への備えに対する意識が変わったと回答。災害時に活躍出来る人材を育成する防災キャンプは、成功裡に終了しました。

 当事例は、12月7日付日本農業新聞で紹介されています。

 かがわ協同組合連絡協議会のような協同組合の連携組織は、42都道府県に存在します(2022年3月時点)。JCAでは全国の連携組織に地域課題を話し合う「ラウンドテーブル」を呼び掛けています。

 今回の取り組みは、香川県の協同組合が、地域のために協力してできることを話し合った結果、実現しました。