No.26 就村からなりわい就農へ -田園回帰時代の新規就農アプローチ-
図司 直也 著 筒井 一伸 監修 定価750円+税 A5版/59ページ
今日、農村に向かう若者たちを見ると、その理由や仕事の持ち方は多様になり、必ずしも就農を目指す者ばかりではなくなっています。他方で、里山の中に住まいを移して、旬の作物を味わえる農ある暮らしに触れる中で、次第に農業に関心を寄せていく、従来見られなかった新規就農アプローチが生まれています。本書では、そのような若者たちを「なりわい就農」というキーワードで捉え、彼らとともに歩む農村のあり方を考えます。
目次
Ⅰ はじめに-田園回帰の中で多様化する農村に向かう理由
Ⅱ 「就農定住」を掲げたかみなか農楽舎の18年
Ⅲ 有機農業と結びつく若者の田園回帰‐名古屋市と岐阜県白川町の現場から
Ⅳ なりわい就農を活かす定着の仕組みづくり‐島根県邑南町の現場から
Ⅴ まとめ‐なりわい就農者とともに次世代につなぐ地域づくりを
〈私の読み方〉「なりわい」としての農業を取り戻す(筒井 一伸)