刊行物

No.35 新しい農村政策 その可能性と課題

小田切 徳美・筒井 一伸・山浦 陽一・小林 みずき 著  定価900円+税 A5版/80ページ

 2020年3月に閣議決定された新しい「食料・農業・農村基本計画」では、「しごと・くらし・活力」の3本柱と、それを継続的に進めるための「仕組みづくり」による「地域政策の総合化」が謳われています。この地域政策の総合化は、地域づくりの現場において、地域レベルでの創意工夫により当たり前のこととして行われていると考えられますが、当たり前であるために、しごと・くらし・活力の3本柱が何を指しているのか、さらにその総合化とはどのような取り組みなのかが見えづらくなっています。
 そこで本書では、政策の3本柱に関わる取り組みをひとつずつ取り上げ、それぞれの独自の課題や、「総合化」に当たっての展望を現場から検証します。

目次

Ⅰ 「新しい農村政策」とは何か(小田切 徳美)
Ⅱ 農山漁村発イノベーションのプロセス―『かわかみらいふ』にみるしごとづくり―(筒井 一伸)
Ⅲ 農村RMО形成の課題―くらしの基盤づくり―(山浦 陽一)
Ⅳ 農的関係人口と「関係住民」―活力づくりの課題―(小林 みずき)
Ⅴ 「新しい農村政策」の課題(小田切 徳美)

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