刊行物

No.34 「農村発イノベーション」を 現場から読み解く

図司 直也 著  定価750円+税 A5版/60ページ

 「食料・農業・農村基本計画」の2020年の改定を機に「農村発イノベーション」という概念が登場しました。地域資源の発掘・磨き上げを行い、しごと・くらし・活力・仕組みという4つの軸の組み合わせを通じで高付加価値化を進める取り組みを指し、「農山漁村から内発的に生み出される新機軸の動き」と表現することができます。
 本書では、そうした「農村発イノベーション」を基軸とした農山村再生のプロセスを、秋田県五城目町、千葉県いすみ市の2つの現場の展開から読み解きます。

目次

Ⅰ はじめに――農村政策に登場した「農村発イノベーション」
Ⅱ 秋田県五城目町:移住者と地元住民の関わり合いから立ち上がる多彩な土着ベンチャー
Ⅲ 千葉県いすみ市:イノベーションの広がりが生み出す地域の新たな魅力
Ⅳ 総括――2つの地域が示す農村発イノベーションに求められる要点

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