いのち・地域を未来につなぐ~これからの協同組合間連携
石田正昭・編著 家の光協会
- 編著者:石田 正昭
(京都大学学術情報メディアセンター研究員・三重大学名誉教授) - 仕様:四六判・並製・264ページ
- 定価:2,090円(税込)
- 発行:一般社団法人家の光協会(2021年10月20日発行)
- ISBN:978-4-259-52202-5
本書の概要
本書は、JCAの「日本の協同組合間連携に関する研究会」(座長:石田正昭氏)における3年間にわたる研究をもとに、まとめられたものです。
格差が拡大するなど、今のままの資本主義が行き詰まりを見せるなか、改めて「協同組合」が注目を集めています。とくに、農協や生協など、さまざまな協同組合同士による地域における「連携」こそが、コロナ時代にふさわしい新しい社会を創造する鍵を握るともいわれています。
協同組合には様々な分野のものがありますが、互いに連携し助け合うことが求められています。これを「協同組合間連携」と呼びますが、1960年代に始まった農協と生協の「産直」もその一つです。近年ではSDGsへの関心が高まるなか、協同組合同士で多様な連携が進んでいます。
本書は、日本国内におけるさまざまな「連携」の事例を紹介しつつ、その歴史や到達点を踏まえ未来を探る、経済人必読の書です。
目次
- 第1章 いのち・地域を未来につなぐ協同組合連携
- 第2章 賀川豊彦と協同組合間連携論
- 第3章 戦後日本における協同組合間連携の歴史
- 第4章 私たちの暮らしのなかの協同組合間連携
- 第5章 各地で取り組まれている協同組合連携 -10の事例紹介-
- 事例 1神奈川県協同組合連絡協議会(かながわCo-ネット)の取り組み
- 事例 2愛知県における「おたがいさまセンターちゃっと」の取り組み
- 事例 3山形県における生活クラブ連合会とJA庄内みどりの取り組み
- 事例 4いばらきコープとJA常総ひかりによる「下妻ほぺたん食堂」の取り組み
- 事例 5静岡県におけるJAと生協の宅配事業連携の取り組み
- 事例 6北海道における、地域まるごと元気アッププログラム(ゆる元)の取り組み
- 事例 7広島市「協同労働」プラットフォームの取り組み
- 事例 8香川県におけるJAと生協の事業連携の取り組み
- 事例 9長野県における農業ボランティアプロジェクトの取り組み
- 事例 10兵庫県における虹の仲間づくりカレッジの取り組み
- 第6章 プラットフォームづくりと協同組合連携の未来
- 第7章 協同組合間連携をひろげて、地域を変える
【本書に関する問い合わせ先】
内容に関して:JCA協同組合連携第2部(03-6280-7396)までご連絡ください。
購入に関して:家の光協会にお問い合わせください(HPより購入できます)。