県段階の協同組合間連携の実態について

〈コロナに負けるな!〉協同組合ネットいばらきが県内の一人暮らしの学生に「食の支援」を実施

 茨城県内のJAや生協など協同組合の連携組織「協同組合ネットいばらき」は新型コロナウイルスの影響で、アルバイトが減らされたり、アルバイト先がなくなってしまった県内の一人暮らしの大学生・専門学校生を対象に、「食の支援」を行っています。

 5月20日に「食の支援」を実施することを発表し、「みなさんは一人で生きているのではありません。新型コロナウイルスに負けることなく、この困難を一緒に乗り越え、ともに新しい日本、茨城県を作っていきましょう。」と呼びかけたところ、5月25日までの募集期間に県内各地から想定を大幅に超える1715人の学生から申し込みがありました。

 協同組合ネットいばらきでは、第1回の発送として、5月28日にコメ2キロとインスタント麺、レトルトカレー、瓶詰め、フリーズドライのみそ汁、缶詰め、小松菜などを、学生1400人向けに発送するとともに、5月29日には茨城大学の学生寮に入寮する学生に対して食材を直接贈呈しました。食材は、県内のJAや生協、茨城県水産加工業協同組合連合会、フードバンク茨城、那珂市の給食センター、ヤマダイ株式会社、水戸ヤクルト販売などが協力しました。

 今後さらに、第2回配送を6月26日・27日、第3回配送を7月31日・8月1日に予定しています。

 協同組合ネットいばらきの事務局を務める茨城県生協連の古山専務は「学生は、私たちが考えていた以上に困っている。全国の協同組合はぜひ地元の大学に連絡をとってみてほしい」と話しています。

 

 

 

 

 

一人暮らしの学生に向けて発送作業中        茨城大学の水哉寮(男子寮)・みづき寮(女子寮)に食材を贈呈

 

 

 

 

茨城大学国際交流会館の留学生にも届けました    送られた食材。学生への手紙が添えられている

 

<協同組合ネットいばらき>

県内の生協やJA、漁協などの44団体によって組織された団体で、2012年の国際協同組合年に合わせて記念事業を展開した実行委員会の後継組織です。

協同組合の価値や役割を社会に認知してもらうために、各協同組合間の絆や信頼関係を大切にしながら、協同組合の意義や重要性を広く県民の皆様にPRしていく取組を継続して展開していくとともに、生産者と消費者が一体となって地域を守る取り組みを進めていきます。また、その取り組みについて、発信していきます。

 

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