JA人づくりトップセミナーで議論してきました。
2019.06.20
JA全中は、5月23日〜24日にかけて新横浜プリンスホテルで「JA人づくりトップセミナー-これからのJA人づくり-」を開催しました。同セミナーには、全国のJA組合長等約200人が集まり、その中でJCAの西井賢悟主任研究員が初日に「ビジョン運動の重点課題について」と題して課題提起を行うとともに、2日目の総合質疑・討議のコーディネーターを務めました。
総合質疑・討議では、JA東京むさしの高橋氏(組合員大学副実行委員長)、JAえちご上越の藤山氏(代表理事理事長)、JAぎふの近藤氏(常務理事)、富士通の松本氏(シニアエバンジェリスト)、JA全中の田村氏(教育部教育企画課長)等と組合員リーダーや協同組合人としての職員の育成方策、働き方改革への対応などを議論しました。
討議の最後に西井主任研究員は、特に働き方改革について、「働きやすい職場づくりと捉えると取り組みやすいのではないか。例えば長時間労働への対応も、仕事を抱えている人がいれば周囲が自然にサポートする職場づくりという観点で捉えたらどうか。そういう職場ならば職員は組織に対する愛着を高め、協同組合人も育ちやすいだろう」と述べました。
「協同組合運動は教育に始まり教育に終わる」と言われるように、人材育成は協同組合において一丁目一番地の課題です。JCAではこれからもこの分野の調査・研究や得られた知見の情報発信に努めていきます。
JCA 基礎研究部