No.12 ダイナミックに展開するヨーロッパの農業協同組合
和泉真理 著 石田正昭 監修
定価750円+税 A5版/58ページ
農業部門が食品流通の巨大化する小売業やグローバル化に対応していくために、協同組合を再評価し、農業者の組織化を支援しつつあるヨーロッパ。農協改革が叫ばれる日本とは対照的である。様々な問題解決に向けて事業を展開するヨーロッパの農業協同組合の現場の姿をとりあげる。
目次
巻頭言 日本の総合農協と何が違うのか(石田正昭)
はじめに ダイナミックに展開するヨーロッパの農業協同組合
1章 イタリアの農業協同組合:アグリボローニャにみる農業協同組合の発展方向
2章 希少種豚の保全を地域の活性化につなげる:南ドイツのシュヴェービッシュ・ハル生産者組合
3章 国際化と農業構造の変化に対応するドイツのラインマイン果実・野菜協同組合
4章 我が道を貫くドイツ・ケルンの協同組合銀行
5章 強い農業協同組合:COGECAの目指すもの
おわりに 現代社会の課題に対応することが期待されている協同組合