県段階の協同組合間連携の実態について

山梨県で「浅尾だいこん収穫体験」が開催されました

 10月20日(日)、山梨県北杜市明野町において、「浅尾だいこん収穫体験」が開催されました。本取り組みは、JA梨北と山梨県生協連との協同組合間連携企画です。生協組合員の家族を対象に参加者を募集し、JA梨北の職員および生産者の指導のもと収穫体験を行う、初めての試みです。

 当日は晴天に恵まれる中、21組55名(大人32名、こども23名)が参加しました。

 はじめに生産者の方から、山梨の特産品でもある「浅尾だいこん」の特徴や、種まきの方法、収穫時のポイントについて説明があり、その後、収穫体験がスタートしました。お子さんたちは泥だらけになりながらも収穫を楽しんでいました。

 参加していたお子さんからは「収穫しただいこんはおでんや煮物で食べる」、お母さんからは「葉っぱも油でいためるとおいしい」といった声がありました。また、JA梨北の職員の方からは、石の少ない土壌だからこそ、だいこんが真っ直ぐ育つということも教えていただきました。

 収穫しただいこんは1人5本までは無料で持ち帰りができ、6本目からは販売としましたが、多くの参加者が追加購入をされていました。

 今回の収穫体験では、食育や地産地消の活動や生産者・JAと消費者をつなぐきっかけとなりました。

【浅尾だいこんについて】

北杜市明野町は、茅ヶ岳山麓の麓に位置していて、日本の中でも日照時間が長いことで知られています。

特にだいこん畑のある台地は茅ヶ岳の火山灰が堆積してできた土壌で石が少なく、きめ細やかで肥沃な土が特徴です。この作物を生産する力が高い土壌と太陽をサンサンと浴びて育った大根は「浅尾だいこん」としてブランド化されています。

味は、あくが少なく、まろやかな甘みと辛み、きめ細やかさが特徴です。

煮つけ、おでん、つけものなどの料理にもよく合うとのこと。