県段階の協同組合間連携の実態について

兵庫県「協同組合塾(みどり塾)」が開催されました

 2024年8月23日(金)、JAグループ兵庫とコープこうべは、各組織の交流研修として、兵庫県三木市の「協同学苑」において「協同組合塾(みどり塾)」を開催し、各組織の職員約30名が参加しました。

※JAグループ兵庫とコープこうべは、毎年度、役職員の階層に応じて「くすのき塾(経営職層)」「あおい塾(管理職層)」「みどり塾(中堅・若手層)を開催。

 午前の部では、JCAの伊藤治郎常務理事より「協同組合らしさについて考える」をテーマに、「日本の協同組合のプレゼンス」「協同組合への国際的評価と2025国際協同組合年が求めるもの」「協同組合のアイデンティティと見直しの論点」「JA・生協を中心とする協同組合間連携例」、等について講演が行われました。

 さらに、コープこうべ情報デジタル推進部の浜地研一統括より、「人にやさしいDXについて」をテーマに、「テクノロジーを押し付けるのではなく利用者ニーズ起点で使ってもらえるものに」「デジタルのみで解決しようとせずにアナログとの融合も」「デジタルが苦手な人にも寄り添う協同組合ならではのDX」、等について事例報告がありました。

 午後の部では、JCAの北澤圭一朗連携推進マネージャーが、参加者を5班に分けて、講演と事例報告を聞いての感想交流、各組織の取組み・活動の共有、JA・生協で連携できること(次世代の組合員加入での連携含め)をテーマにワークショップを行いました。各班のグループワークを通じ、交流を通じた相互の組織の学び、連携協力による課題解決の可能性について、参加者それぞれに気づきが得られるものとなりました。

 今後、交流を通じて深まった相互理解と研修で知り得たネットワークをお互いの活動に活かしていくことで、「協同組合塾」の参加者とその組織が将来にわたってともに地域に貢献できる存在として連携して飛躍していくことが期待されます。

午前の部:伊藤常務講演風景
浜地統括事例報告風景
午後の部:ワークショップ風景
集合写真