日本大学において寄附講座を提供しました。
日本協同組合連携機構では、日本大学と共同で、2024 年4 月より7月の間、同大学の学生を対象に講座(科目名:「協同組合組織の現状と展望」・担当教員:長谷川勉教授(商学部長))を提供しました。
本講座の概要は下表「授業内容と講師担当団体」のとおりとなりますが、国内外の各種協同組合の社会的役割について、協同組合事業の歴史から解明していきます。今日的な社会的課題やSDGsへの対応など協同組合組織は優位性を持つことなど、協同組合の理解をより一層深めることができる講義内容となっております。本講座の講師は長谷川教授、会員団体とJCAが協力し務めました。
受講した学生のレポートから Aさん:この講義を通じて、日本にはたくさんの協同組合があり、その協同組合があるからこそ、生活や経済が成り立っているのだと再確認しました。私も大学を卒業したら、協同組合に関わりたいと興味が出てきました。 Bさん:この授業を受ける前と後で協同組合の見方が180度変わりました。以前の私は協同組合と全く関係のないものだと考えていましたが、実際に協同組合の方々の話を聞き、協同組合は様々な取り組みを展開されており、とても大切なものだと感じました。 Cさん:前期に受講した講義の中で最も学びがありました。現場を知っている講師陣の言葉から、活動への強い想いを感じられる良い経験となりました。 Dさん:3年生という就活のタイミングで受講して良かったと思っている。この授業を通じて、自分の理想としている環境が協同組織にあるのではないかと考えるようになり、協同組合に絶対に関わりたいと思えた。 Eさん:前期の内に協同組合について深く学ぶことが出来て、自分の選択肢として考えられるとても有意義な授業だった。授業を受ける前はただ会社に就職することしか頭になかったので、就活前に受けられて良かった。 |
JCAでは大学への寄附講座や連携講座への講師(ゲストスピーカー)の派遣や紹介、講座設置や運営に関するアドバイスなどを行っております。お気軽にお問合せください。
授業内容と講師担当団体
回 | 内容 |
第1回 |
「協同組合概論」(講師担当:JCA) |
第2回 |
「生活協同組合」(講師担当:日本生活協同組合連合会) |
第3回 |
「共済」(講師担当:日本共済協会) |
第4回 |
「労働者協同組合」(講師担当:ワーカーズ・コレクティブネットワークジャパン) |
第5回 |
「労働金庫」(講師担当:全国労働金庫協会) |
第6回 |
「労働者協同組合」(講師担当:日本労働者協同組合連合会) |
第7回 |
「信用金庫」(講師担当:全国信用金庫協会) |
第8回 |
「農業協同組合」(講師担当:東京都農業協同組合中央会) |
第9回 |
「漁業協同組合」(講師担当:全国漁業協同組合連合会) |
第10回 |
「森林組合」(講師担当:全国森林組合連合会) |
第11回 |
「医療」(講師担当:日本医療福祉生活協同組合連合会) |
第12回 |
「中小企業等協同組合」(講師担当:全国中小企業団体中央会) |
第13回 |
「協同組合の新たな潮流」(講師担当:JCA) |
第14回 |
「協同組合連携による社会課題の解決」(講師担当:JCA) 地域の課題に協同組合が連携し取り組む実践事例について説明する。 |
第15回 |
「授業時間内テスト」(問題作成・採点:長谷川教授) 全体を振り返り、持続可能な社会づくりにおいて、協同組合が果たす役割の重要性と可能性を改めて確認する。 |