県段階の協同組合間連携の実態について

和歌山大学経済学部で講師を務めました

 2023年6月13日、和歌山大学経済学部において「協同組合の基礎知識」をテーマに講義を行いました。

 和歌山県内の労働組合、生活協同組合、労働金庫で構成される(公財)和歌山県労働者福祉協議会では、若者たちに労働運動・労働者福祉運動・協同組合運動それぞれの使命と成果等について広めていくため、2018年から和歌山大学経済学部に寄付講義「労働者福祉事業とセーフティネット」(全15回)を提供しています。

 労働者福祉事業に関わる労働組合や協同組合(こくみん共済 coop、和歌山県生協連、近畿労働金庫など)が講義を分担しており、そのうち協同組合全般についてJCAが担当しています。

 JCAの佐藤渉業務執行理事は、3、4回生33名に向けてJA、生協、漁協、労働者協同組合など様々な協同組合とその歴史を解説するとともに、労働運動と協同組合は同じ賀川豊彦にルーツを求めることができることや、2025年が2回目の国際協同組合となった経緯も交えながら協同組合に対する世界的な評価などを紹介しました。

 学生からは「協同組合の種類がこれほど多いとは思わなかった」「設立目的や運営方法が株式会社と大きく違うことがわかった」「協同組合が連携すればより多くのニーズに応えていけると思う」などのコメントをいただきました。

 JCAでは、将来を担う大学生の皆さんに協同組合の価値や役割を知っていただくため、これからも大学での講義や講座開設のお手伝いをしてまいります。どうぞお気軽にご相談ください。