県段階の協同組合間連携の実態について

岩手県協同組合間提携協議会 植林活動と研修を実施

 2023年10月4日(水)、岩手県協同組合間提携協議会では釜石市の尾崎半島で植林活動を行いました。尾崎半島では2017年、半島の約3分の2にあたる400ヘクタールもの規模で林野火災が発生しました。森林再生を支援するために、同協議会では2018年、2019年、2022年と協力して植林活動を行い、今回は4回目となります。

 実施にあたっては、釜石地方森林組合が活動場所の準備・受け入れを行い、農協グループ、漁協グループ、生協、県森林組合連合会から職員20人が参加しました。釜石地方森林組合では植林ボランティアを積極的に受け入れていますが、火災の被害地域は広大で、鹿による食害もあり、継続的な植林・補植が必要です。

 当日は、初めに釜石地方森林組合の高橋幸男理事、坂本麻奈美総務課係長による研修が行われ、林業の環境保全への貢献や、災害からの復興をめざし地域のために様々な事業を展開されていることを学んだ上で、参加者は植林の現場に移動しました。

 同協議会では植林と研修を2012年国際協同組合年の活動継続事業として位置づけています。今回も様々な協同組合から若手職員が参加し体験と学びを共にすることで、これからの協同組合を担う人たちの相互理解と交流の機会となりました。

釜石地方森林組合の高橋幸男理事、坂本麻奈美係長による研修
急斜面での植林作業の様子
袋の中は今回植えた杉の苗木
鍬で穴を掘って植えていきます
植林に参加した岩手県協同組合間提携協議会の皆様