こくみん共済 coopの研修会で講師を務めました
こくみん共済 coopの2023年度「フレッシャーズ研修」が6月7日(水)に開かれ、JCA基礎研究部の西井賢悟主任研究員と協同組合連携1部の片岡昇連携推進マネージャーが講師を務めました。
こくみん共済 coop は共済事業を行う生活協同組合です。「フレッシャーズ研修」は2023年4月入会者を対象に、社会における協同組合の役割や意義、協同組合間連携や協同組合のSDGsの活動について理解を深め、こくみん共済 coop職員として果たすべき姿、マインドについて考えることを目的として開催されました。
前半、片岡マネージャーが日本の協同組合の活動や協同組合アイデンティティ、そして協同組合がSDGsに貢献について社会的に重要な役割を期待されていることを紹介しました。また、「これからの協同組合の姿」や「こくみん共済 coopが持続可能な成長を遂げるために」を題材にグループワークを実施しました。
最後は「協同組合は地域で存在価値が認められることで、持続可能な組織になることができる」と締めくくりました。
後半、西井研究員が「協同組合に関する全国意識調査2022」の結果ポイント」と題する講義を行いました。我が国における協同組合への加入率は、個人ベースでは 46.5%、世帯ベースでは51.4%であり半数以上の世帯が協同組合組合員であることや 、協同組合の組合員は一般の人々に比べて自分が加入していない組合のこともよく知っていると判明したことなど調査結果のポイントについて説明しました。また、 協同組合への共感を高めるには、子どもの頃から協同組合が身近に感じられることや、学びの機会が重要である点を受講者へ伝えました。
質疑応答では、JA佐渡とコープデリ連合会が進める佐渡トキ応援お米プロジェクトについて質問が出るなど、異種協同組合間連携について理解を深め合いました。