国際連携

国際協同組合同盟(ICA)がウクライナの戦争に関する声明を発表しました(2022年3月14日)

 国際協同組合同盟(ICA)は2022年3月14日、ウクライナでの戦争に関する会長声明を次のとおり発表しました(JCA仮訳)。

ウクライナでの戦争に関する声明

 国際協同組合同盟(ICA)は、世界中の協同組合人とともに、ウクライナでの戦争に対する懸念を表明し、どこに住んでいようと、その影響を受けているすべての人々との連帯を表明します。

 ICA欧州地域本部が最近発信したように、協同組合運動は「緊密な協力関係、共通の理解、相互の尊重」の運動であり、同時に、協同は「損なわれてはならない規則と原則に基づく、安定した国際社会」に依存しています。

 したがって、私たちは、いかなる民間人に対する軍事力の行使も非難し、国際社会に対し、平和をもたらし、何百万人もの罪のない人々の苦しみを防ぐために外交的解決を提唱するよう求めます。

この紛争は、武力紛争が続く地球上の他の場所で起こっているのと同様に、私たちが結集しなければならない人道的危機を生み出しています。

 ICA は、この非常事態に援助と支援を提供する意志のある世界中の協同組合が連携するよう取り組んでいます。ウクライナの人々にもたらされている苦難を軽減するために、この重要な取り組みに、他の人々も参加されるよう呼びかけます。

 私たちは、ウクライナにおける暴力の即時停止を提唱し、各国政府、国際機関、市民社会組織全般に対し、協同に基づく平和のための前向きな世界的解決策を構築するよう求め続けています。武力による強制は決して取るべき道ではありません。

 「協同組合を通じた積極的平和に関するICA宣言」 の精神に基づき、私たちは、紛争は満たされない人間のニーズと願いから生じることを再確認します。協同組合の究極の目標は、人間の基本的なニーズと願いを満たすことです。協同組合は、すべての人にとっての、よりよい、より包摂的な、より持続可能な、より参加的な、より豊かな未来のために行動します。

国際協同組合同盟(ICA)会長
アリエル・グアルコ

 

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