国際連携

アジア太平洋地域の労働者協同組合のセクター組織「CICOPA-AP」が設立されました(2021年11月29日)

 2021年11月29日、第33回ICA世界協同組合大会(12月1日~3日、於韓国・ソウル)のサイドイベントとして、日本労働者協同組合連合会(日本労協連)とCICOPAの共催により「CICOPA-AP設立記念イベント」が韓国・ソウルにて開催されました。設立されたCICOPA-APにはすでに現在10団体が参加を表明しています。

 CICOPA(産業労働者・熟練工業者・サービス生産者協同組合国際機構)はICAにおける労働者協同組合(ワーカーズコープ)の代表機関で、現在35ヵ国から51のワーカーズコープ連合会等が加盟し、加盟組織の組合員総数は400万人を超えます。CICOPAの地域別組織としては、これまでもCECOP(CICOPAヨーロッパ)とCICOPA-Americas(CICOPA南北アメリカ)が活動してきました。

 「CICOPA-AP設立記念イベント」にはソウルの現地会場にて約50名、世界各地からオンラインにて約60名、のべ約110名が参加しまた。開会にあたり、ICAのブルーノ・ローラン事務局長とCICOPAのイニゴ・アルビズリ・ランダザバル会長(スペイン・モンドラゴン協同組合渉外担当役員)が挨拶し、続いてICA-APのバル・アイヤー事務局長より設立を歓迎するスピーチがありました。さらに日本労協連から数年にわたる準備経過や設立趣意書、今後の見通し等が説明されまた。イベントの閉会では、日本労協連の古村伸宏理事長も挨拶しました。

 CICOPAは直ちにプレスリリースを配信し、ICAも国際協同組合運動における新しい組織の誕生を世界大会のビッグニュースの1つとして伝えました。今後も日本労協連を中心に、CICOPAやICA-APと連携しつつ、組織のあり方や具体的な活動について協議が進められる予定となっています。

 

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