今年のJCAや協同組合に共通する出来事から、5大ニュースを選びました。
日本協同組合連携機構(JCA)は、今年のJCAや協同組合に共通する出来事から、以下の5大ニュースを選びました。(選定:JCA広報)
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- 「協同組合のアイデンティティを深める」をテーマにICAソウル大会が開催(2021.12.01-03)
第33回世界協同組合大会(主催:ICA)が「協同組合のアイデンティティを深める(Deepening our Cooperative Identity)」をテーマに、韓国・ソウル市で、97か国から1570人(うち実参加940人)が参加し開催されました。アイデンティティについて「考える」「強化する」「関与する」「実践する」の4つの観点からアイデンティティ声明を深める報告や議論が行われました。ICAはソウル大会を出発点に、協同組合のアイデンティティに関する世界的な議論を行っていくとしています。
- JCAが2030ビジョンおよび中期計画を策定 (2021.03.01)
JCAでは、創設3年の実践を踏まえ、2021年3月の総会で、JCA2030ビジョン「協同をひろげて、日本を変える-「学ぶ」と「つながる」プラットフォームとして-」、および中期計画(2021~23)を決定しました。2021年度は、中期計画の重点テーマとして、県域ラウンドテーブル(後述)の推進、『協同組合白書(仮称)』の作成などに取り組んでいます。
- ラウンドテーブルやコロナ禍での食支援の取り組みが広がる
JCAでは、中期計画の重点テーマとして、都道府県内で協同組合同士が地域課題について話し合うラウンドテーブル(円卓会議)の開催を呼びかけています。JCAの集約では、国際協同組合デーなどのイベントや様々な学習会などを活用し、約20の県域で、ラウンドテーブルに関わる取り組みが行われています(予定含む)。
そうした話し合いの場から、コロナ禍に苦しむ学生への食の支援など、地域課題への新たな取り組みが広がっています。
【関連記事】
- 「ともに生きる地域づくりと協同組合の役割」をテーマに協同組合の地域共生フォーラムを過去最高の参加数で開催(2021.10.02)
JCAでは医療・介護・地域福祉・地域づくりに取り組む協同組合全国組織とともに実行委員会をつくり、各地の取り組みを全国の役職員とともに共有をすすめながら、「ともに生きる地域づくりと協同組合の役割」を学ぶためのフォーラムをオンライン開催しました。医療と介護を組み合わせた取り組みや、組合員が主体となった地域の居場所づくりといったコロナ禍の中での実践事例の報告が行われました。史上最高となる440名が参加登録しました。
- 協同組合研究誌『にじ』web公開、書籍『JA女性組織の未来』『これからの協同組合連携』出版
協同組合や地域に関わる研究成果に基づく出版、情報発信の強化として、以下に取り組みました(主なもの)。
- 協同組合研究誌『にじ』のWEB公開を開始(2021.06.15)
- 『JA女性組織の未来 躍動へのグランドデザイン』(発行:家の光協会2021.06.20)
- 『いのち・地域を未来につなぐ~これからの協同組合間連携』を発刊(発行:家の光協会2021.10.20)
- 2018事業年度の協同組合統計(英語版)の発信(2021.10.22/10.26)
以上
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