県段階の協同組合間連携の実態について

協同組合ネット北海道が協同組合間協同 学習交流会を開催しました。

 11月30日(火)、協同組合ネット北海道は中堅職員を対象とした学習交流会を開催しました。この研修は将来、各協同組合を支えていく次世代の育成を目的としており第1期目となる今年度は14団体から26名が参加しました。

 午前の学習会では、北海道大学院の小林国之准教授が「協同組合の価値・原則・役割およびICAブループリントの概要」というテーマで、協同組合とは何か(協同組合のアイデンティティ)について、協同組合の歴史や協同組合原則、そしてレイドロー報告からICAブループリントまでをコンパクトにわかりやすく解説。次世代に向けた参加の仕組みづくりや協同組合間協同のあり方についての問いかけを行ないました。

続いて、北海道報徳社の石田健一常務理事は「協同組合の理念と報徳の教え」というテーマで、「協同組合で働くということは何か」、「協同組合職員の役割は何か」について、具体的な事例を交えて、協同の価値観や相互扶助組織の視点から解説しました。

 午後からは、午前の講義の内容を踏まえたうえで、JCA協同組合連携1部の文珠連携推進マネジャーがファシリテーターとなって、ワールドカフェ方式のワークショップを行い、「協同組合の価値とは何か」、「どうすれば、協同組合のいいところ(価値)を世間に認知してもらえるか」について課題やアイデアを出し合いました。

 この学習交流会は3回で構成されていて、同じメンバーで今後2回開催される計画となっており、最終的には協同組合間協同による事業の企画提案を目指しています。また、毎年、新たなメンバーで学習交流会を開催し、異なる協同組合の職員相互の関係強化も目的としています。

相互交流(熱心に自組織の事業を説明)
発表(協同組合の価値)
参加者との記念撮影