三重大学の「協同組合論」、2020年度下期全15回の講義が行われました
2020年度の三重大学人文学部法律経済学科特殊講義「協同組合論」は、このほど全15回の講義を終え、今年度の日程を終了しました。
本講義は、次世代を担う学生に、社会や地域、協同や協同組合への理解を広げることを目的に、協同組合を職業の選択肢の一つとして考えてもらうことも視野に、三重県生協連の支援により、2016年度下期(2016年10月~2017年3月)から開講されており、5年目となる今年度はコロナ禍のもとオンラインで開講されました。
今年度は、2020年10月5日から2021年2月1日まで、下記のテーマによる15回の講義を研究者、さまざまな協同組合の役職員が行い、毎回46名程の学生・社会人が受講しました。2021年1月25日(月)の第14回には、JCAの前田健喜協同組合連携部長が「協同組合間協同」をテーマに講義を行いました。
15回の講義の後、受講した学生からは、協同組合と地域・社会、人のつながり、若者と協同組合、協同組合の広報などのテーマを考察するレポートが提出されました。
本講義は2021年度も開講される予定です。
第1回「企業・行政と市民セクターとしての協同組合」
青木 雅生/三重大学人文学部 教授
第2回「協同組合の仕組みと原則」
石田 正昭/京都大学 学術情報メディアセンター研究員
第3回「協同組合と現代社会」
向井 忍/NPO法人地域と協同の研究センター 専務理事
第4回「大学と協同組合」
山本 昌也/三重大学生活協同組合 専務理事
第5回「消費者と協同組合」
田中 浩/生活協同組合コープみえ 地域政策担当次長
第6回「医療・介護と協同組合」
堀尾 茂貴/みえ医療福祉生活協同組合 専務理事
第7回「食と農からみた協同組合」
村田 智広/三重県農業協同組合中央会 次長
第8回「中小企業と協同組合」
松井 寿人/三重県中小企業団体中央会 事務局長
第9回「働く人の協同」
豊内 和寿/日本労働者協同組合連合会センター事業団総務経理センター長
第10回「世界の協同組合」
天野 晴元/日本生活協同組合連合会 国際部部長
第11回「協同組合と市民」
松井 真理子/四日市大学総合政策学部 教授
第12回「生協運動の現在と未来」
本田 英一/日本生活協同組合連合会 代表理事会長
第13回「安心してくらせる地域づくりと生協~組合員と地域住民とともに~」
日笠 博幸/生活協同組合コープみえ 地域政策担当次長
大田 卓 /みえ医療福祉生活協同組合 検診センター主任
第14回「協同組合間協同について」
前田 健喜/日本協同組合連携機構 協同組合連携部長
第15回「協同組合の未来」
青木 雅生/三重大学人文学部 教授