県段階の協同組合間連携の実態について

社会科副読本「わかやまの農林水産業」を配布しています。

 次代を担う子どもたちに学校教育を通じて、食料や県内の農林水産業の実態を正しく理解してもらうために、昭和62年度より和歌山県では、「わかやまの農林水産業」編集委員会(構成機関・団体:和歌山県・和歌山県教育委員会・和歌山県農業協同組合中央会・和歌山県漁業協同組合連合会・和歌山県森林組合連合会)が、小学校5年生用社会科副読本として学習指導要領に基づき編集し、毎年発行しています。

 「わかやまの農林水産業」は、県内の小学校5年生・支援学校・関係機関・関係団体に無償で贈呈し、併せて担当教諭用として「指導資料集」も発行しています。2020年度版では県内すべての小学校・支援学校243校に合計で8,729部を無償で贈呈しました

 副読本の作成にあたっては、取材や編集には小学校の先生方(元教師含む)が携わり、JA中央会は編集委員会の事務局を担っています。編集委員会の合同会議では、分野別に分かれて実務者を交えて掲載内容の検討を行います。農林水産業の盛んな和歌山県では、この副読本で学ぶことによって、子どもたちはすくすくと「郷土を愛する子ども」に育っていきます。