コロナに負けるな! ICMIFが世界の協同組合/相互扶助保険組織の新型コロナウィルス対応をアップデート
2020.04.28
世界から200を超える協同組合/相互扶助の保険組織が加盟する国際協同組合保険連合(以下、ICMIFとする)は、世界各地でICMIFの会員組織による、新型コロナ感染症に対する取り組みの最新情報を「コロナウイルス・アップデート」として2週間に1回発行しています。
今回、日本協同組合連携機構(JCA)では、ICMIFが4月23日までに公開した情報から、特徴的な取り組みを国際情報として、皆さんに共有させていただきます。
主な事例について
- 保険では、通常、疫病やパンデミックは支払対象外となりますが、多くのICMIF会員では、保障範囲を拡大して契約者が保険金請求できるようにするなどの措置を取っています。
- 欧州や北米のICMIF会員は、外出禁止によって自動車事故の減少したことを理由に契約者が支払った自動車保険の保険料をキャッシュバックする措置を講じています。
- ICMIF会員が、各国の医療従事者を支援するために行った金銭的支援(保険金支払要件の緩和、保障範囲拡大、義援金など)を合わせると、約10億USドル(約1,080億円)に及びます(2020年4月時点)。
- ロックダウンされている国の組合員や地域社会のために、オンラインで医療相談サービスを受けられるプラットフォームの開設や助けが必要な人と支援する人をマッチングするモバイルアプリを立ち上げたICMIF会員もあります。
- 途上国の農村部では、新型コロナ感染症への認識が薄いため、コミュニティで感染症に関する啓発活動を行ったり、保険契約者宅に処方された薬を届けるサービスを実施している会員もあります。