お知らせ

「静岡県JA准組合員対応研究集会」で講師を務めてきました。

 JA静岡中央会は7月3日、准組合員との関係づくりを今後さらに強化していくためのキックオフとして、標記の集会を開催しました。同県のJA・連合会常勤役員、担当部課長等約60人が出席し、同県からはJA御殿場とJAしみずが、他県からはJA横浜が、それぞれ実施している准組合員との関係強化策について報告しました。

 最後に登壇したJCAの西井賢悟主任研究員は、「准組合員との関係強化に向けて」と題して講義を行い、「准組合員との関係強化は、農協改革を意識するならば農業との関わりを深めてもらう観点から進めるべき。しかし長い目で見ればくらしの分野からアプローチが不可欠」として具体策を列挙するとともに、農を基軸とする地域協同組合として「公益的な活動に組織としての一歩を踏み出してほしい」と課題提起しました。

 組合員との関係強化は、JAが協同組合として発展を続けるために不可欠なものです。JCAでは、立命館大学の増田佳昭招聘教授を座長とする「JAの体系的な組合員政策に関する研究会」を立ち上げ、このテーマにかかる理論・実証両面からの研究を続けており、いま総仕上げに入っています。研究成果の発表をご期待ください。

JCA 基礎研究部