県段階の協同組合間連携の実態について

IYC記念滋賀県協同組合協議会が研修交流会を開催

 滋賀県の県域協同組合連携組織であるIYC記念滋賀県協同組合協議会が主催する研修交流会が、2024年9月25日(水)、11月27日(水)、の2日間に分けて開催されました。

 この研修交流会は、①協同組合のアイデンティティ見直し提案の学びを通じて協同組合のあり方を考える機会とする、②県内協同組合を支える役職員が集い交流しネットワークづくりの機会とする、ことを目的に企画されたもので、県内のJA・県中央会、県漁連、森林組合、労働者福祉協議会、近畿労働金庫、県生協連からの参加者に協議会メンバー等のオブザーバー参加者も加わり、両日併せて41名の役職員の参加のもと実施されました。

 研修交流会では、JCA北澤連携推進マネージャーが「協同組合のアイデンティティとその見直しについて」をテーマに講義を行い、続いて参加者によるワークショップのファシリテーターも務めました。

 ワークショップは、「協同組合原則アイデンティティ見直しから、今後の協同組合や自らの果たすべき役割を考える」をテーマに、「協同組合の良いところ、やれていないところ」、「どのような姿になればいいのか、またなりたいのか」、「そのために何が必要か」についてグループワークでの交流を通じて考えるものでした。

 研修交流会で初めて知り合った参加者ではありましたが、①協同組合の認知度向上のための情報発信、②組合員の願い・ニーズや地域社会の課題の把握、③協同組合を理解し「協同」の意識をもって積極的に参加し事業を利用する組合員を増やすための組合員との交流・学習、などの重要性について、個々の協同組合を超えた協同組合全体に共通するテーマとして確認し合うものとなりました。

 研修交流会の後に参加者による懇親会も開催され、研修交流会を通じた交流はさらに深まるものとなり、この交流がネットワークへとつながり、県内協同組合の現場における連携へと発展することが期待されるところであります。

 

IYC記念滋賀県協同組合協議会:2012国際協同組合年を記念し、協同活動の推進、協同組合連携の強化等を目的に組成された滋賀県域の協同組合連携組織。

 

主催者挨拶(9/25)
講義風景(9/25)
グループワーク風景①(11/27)
グループワーク風景②(11/27)