こくみん共済 coop「マスターコース」(キャンプ)に出講
10月24日(木)、こくみん共済coopの企画により「協同組合の未来像を考える」ワークショップが3団体合同で開催されました。JA共済連、ろうきん、こくみん共済coop、から次代を担う若手職員14名が参加し、JCAの前田健喜と横溝大介が出講しました。
このプログラムは、こくみん共済coopが実施する幹部養成講座(マスターコース)の一部として開催されたものです。視察と学習の3日間で構成されており、宿泊を含むことから「キャンプ」と銘打たれています。参加者は1~2日目に大原幽学記念館といなげビレッジ(生活クラブが運営するくらしと福祉の複合拠点)を視察し、最終日にワークショップが行われました。
ワークショップの前半では、JCAから協同組合を取り巻く動向として、協同組合アイデンティティの改定の動きや2025年の国際協同組合年について説明しました。
後半では、「持続可能な地域づくりのために何ができるのか」という課題提起の後、参加者が3つのグループに分かれて「協同組合ができること」を考え、その結果、さまざまな取り組み案が出されました。
具体的には、「協同組合間連携で課題解消のためのプラットフォームを作り、地域住民にも参加してもらう」といった案のほか、「地域課題を吸い上げるための連絡会を複数の協同組合で立ち上げ、課題解消に向けた取り組みを実施し、各組織の組合員も参加して交流を図る」という案や、「協同組合が連携し、コミュニティの困りごとを相談できる事務局を立ち上げ、解消手法を提示し、住民が担い手として参加する仕組みを構築する」という案がありました。
JCAでは、今回のワークショップのように、組織を越えて集まった将来を担う若手職員が協同組合の将来を考える機会は、これからの協同組合間連携を支えるうえで重要な場であると捉えています。