県段階の協同組合間連携の実態について

愛知県で「国際協同組合デー記念行事in愛知」が開催されました

 「愛知の協同組合間協同連絡会」(以下「協同組合ネットあいち」会員11団体:JA中央会・コープあいち・大学生協東海ブロック・南医療生協・北医療生協・生活クラブ生協愛知・労協センター事業団東海事業本部・愛知ワーカーズコレクティブ連合会・東海労金・こくみん共済coop愛知推進本部・地域と協同の研究センター)は2024年7月17日(水)に名古屋市のコープあいち「生協生活文化会館」で、「国際協同組合デー記念行事in愛知」を開催しました。この集いには県下の協同組合関係者約110人が参加しました。

 全体会は始めに主催者を代表して、JA中央会・明壁(あすかべ)総務企画部長が開会挨拶を行いました。続いて、JCAより①「全国の特徴的な協同組合間連携の事例」と題して佐藤マネージャーが、②「協同組合のアイデンティティに関するJCAの提言とIYC2025全国実行委員会の取り組み」と題して前田部長が基調報告を行いました。その後、愛知での協同組合の居場所づくりの取り組み事例として、①南医療生協・太田理事より「知立にできたおたがいさまの家」、②生活クラブ生協愛知・中野理事長より「配送拠点をまちづくり拠点へ」、③JA中央会・山口審理役より「組合員とのつながりづくりの取り組み」と題したそれぞれの報告が行われました。

 その後分散会として約90分間、参加者は14グループに分かれて、①「それぞれの身近にある拠点場所、拠点に集う人と情報、つながりをそれぞれ紹介し合う」、②「それらについて、連携できそうなことを出し合ってイメージを共有し、その一歩を考える」をテーマのグループによる交流・協議が行われました。グループ交流の終了後はそれぞれのグループ内で共有した①②のテーマについて協議した内容を発表し共有しました。最後はコープあいちの森理事長が閉会挨拶を行って終了しました。

 このイベントは、毎年7月第1土曜日の「国際協同組合デー」を記念して、「協同組合ネットあいち」が主催し、各協同組合の役職員が参加するもので、今年は「拠点」「つながり」をテーマに行われました。グループ交流の発表では、参加団体にはそれぞれ拠点はあるものの、まだそれぞれの団体間が連携して拠点をつなげることは十分ではないという報告内容が多くみられました。「協同組合ネットあいち」では今回のイベントで共有された様々な報告・意見・提案などを幹事会で協議し、今後の活動に反映させていくとのことです。

全体会風景
分散会風景