県段階の協同組合間連携の実態について

大阪・摂南大学の寄付講座で講義を行いました

 2024年7月3日、摂南大学農学部食農ビジネス学科(大阪・枚方キャンパス)での北川太一教授の「非営利協同論」寄付講座において、JCA連携マネージャーの北澤と佐藤が「協同組合の連携組織の現状と課題」をテーマに講義を行いました。

 本寄付講座は、大阪府の協同組合・非営利組織で構成される大阪府協同組合・非営利協同セクター連絡協議会(OCoNoMiおおさか)の主催によるもので、『「非営利協同」の社会的役割を考える』をテーマに、本年度から初めて開講されました。

 全15回のカリキュラムで、協同組合と非営利協同セクターの事業・活動への理解を深めるための実践者による具体的事業・活動の講義を中心に、本年4月以降、大阪府協同組合・非営利協同セクター連絡協議会(OCoNoMiおおさか)の構成団体からの役割・事業内容・実践取組みの講義が進められ、今般、12回目の講義をJCAで担当いたしました。

 講義では、農学部食農ビジネス学科の学生約30名の皆さんに対し、「協同組合連携組織の現状と課題~全国の協同連携をとおして」をテーマに、JCAの北澤連携マネージャーより「協同組合間連携組織の状況と連携事例」について、佐藤連携マネージャーより「JAグループの組織とOCoNoMiおおさかの概要」について説明しました。

 学生の皆さんからのリアクションペーパーでは「地域課題の解決には協同組合間の連携が重要」「複数の協同組合が連携することで多くの課題を乗り越えることができる可能性がある」「連携には相互理解とコミュケーションが重要」「OCoNoMiおおさかの営利を目的としない社会貢献活動は素晴らしい」「OCoNoMiおおさかは多様な組織が協力することで社会問題に包括的アプローチが可能となり、その効果は大きい」「OCoNoMiおおさかの活動は期待でき、認知を上げることで更に可能性が広がる」など、協同組合間連携やOCoNoMiおおさかの更なる活動への期待が寄せられました。

 JCAでは、次代を担う大学生の皆さんに協同組合の役割や取組みを知っていただく機会を増やしていくため、今後も大学での講義や講座開設のお手伝いをしてまいります。

 

講義担当団体:ワーカーズコープ・センター事業団関西事業本部、生活協同組合おおさかパルコープ、日本赤十字社大阪府支部、大阪府漁業協同組合連合会、近畿労働金庫、大阪労働者福祉協議会、大阪ボランティア協会