国際連携

協同組合のアイデンティティに関する提言をICAに提出

 JCAは2024年3月30日、「協同組合のアイデンティティに関する提言」を国際協同組合同盟(ICA)に提出しました。これは、ICAが2021年の韓国・ソウルでの大会を起点に開始した協同組合のアイデンティティ(定義・価値・原則)に関する世界的協議に呼応するものです。

 JCAでは、ICAによる世界的協議の提起を受け、2022年度を「学びの年」と位置付け、全国の協同組合向けに学習資材の提供や講師派遣などを行いました。さらに2023年度を「話し合いの年」と位置付け、「これからの協同組合を話し合うワークショップ」等の開催を呼びかけました。

 今回ICAに提出した提言は、県域の協同組合連携組織、単位協同組合や県域・全国域の連合会等により全国各地で計42回、約2,300名が参加して行なわれたワークショップ・学習会等での意見やコメントとJCAの諸会議での意見等をふまえてとりまとめ、3月26日JCA臨時総会で確認されたものです。ワークショップ・学習会等の参加者の皆様はじめ、ご意見をお寄せくださったすべての皆様に感謝いたします。

 なお、日本からICAに対して、日本生協連、地域と協同の研究センター(愛知県)も意見を提出しています。

 今後ICAでは、協同組合のアイデンティティ(定義・価値・原則)について、世界の協同組合からの意見を受けて検討が進められます。最も早く改定が行われる場合は、2024年11月ICAニューデリー総会(インド)で改定案が提案される可能性があります。

 

    • JCA「協同組合のアイデンティティに関する提言」(和文英文

 

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