協同組合連携企画「たすけあい、ボランティア、働くを考える集い」を開催しました
2月3日(土)、賀川豊彦ゆかりの37団体と個人による関東大震災100年事業「賀川豊彦とボランティア」実行委員会は、協同組合連携企画「たすけあい、ボランティア、働くを考える集い」を連合会館で開催し、協同組合の組合員・役職員、中村哲医師や賀川豊彦に関心を持つ個人、キリスト教や労働組合の関係者など約210名が参加しました。
この実行委員会では、関東大震災100年を機に、2024年春まで各種イベントの企画をすすめています。今回の集いは、実行委員会の有志7団体で構成する事務局[1]が企画・運営を行いました。
賀川は、1923年に関東大震災が起こると、被災者主体の復興をすすめるため、消費や信用、医療などの多くの協同組合を立ち上げました。その姿が、アフガニスタンで現地の人々とともに医療支援や農村復興に尽くした中村医師と重なり合うことから、映画『医師中村哲の仕事・働くということ』[2]の上映を行いました。
当日は、賀川豊彦記念・松沢資料館を訪問され、賀川に関心をお持ちのタレント小島よしお氏がビデオ出演され、賀川豊彦と中村医師の共通点や協同組合への期待をお話いただきました。映画上映後のアフタートークでは、現地で中村医師を支えたペシャワール会の石橋忠明氏からもお話をいただき、また、能登半島地震で現地支援に駆け付けた生協職員からも報告をいただきました。
グループに分かれて行った感想交流では、「何のために働くかを大切にしたい」「小さくても地域のためになることをしたい」など活発な意見交換がされ、最後に生協職員と伊丹謙太郎法政大学教授がまとめを行いました。
JCAは、今後も様々な協同組合間の連携に取り組み、地域や職場での「たすけあい」の輪を広げてまいります。
[1] 伊丹謙太郎法政大学教授、賀川豊彦記念松沢資料館、こくみん共済coop、JCA、日本生協連、日本労協連、労金協会の7団体で構成(五十音順)。
[2] :映画は、2020年の労働者協同組合法成立を記念して日本労協連センター事業団および日本社会連帯機構が企画・提供したもの。
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