お知らせ

埼玉大学で「ダイバーシティ協同組合論」が開講

 国立大学法人埼玉大学にて「ダイバーシティ協同組合論」(担当教員:人文社会科学研究科 結城剛志教授)が開講しました。

 埼玉大学教育機構ダイバーシティ推進センターが設置する「特別教育プログラム・ダイバーシティ課題解決プログラム」の一つとして9月29日(金)に開講したこの講座は、「協同組合について学ぶことで、多様な働き方、多様な事業形態、多様な社会との関わり方を知り、ひとりひとりが主体的な問題意識をもって、社会的課題に向き合うために、ともに学び、ともに考えることにある」を授業の目的としています。

 全15回ある講義の初日には、結城教授から本講座のガイダンスと授業の狙いについて説明があり、その後、日本協同組合連携機構(JCA)の栗本昭研究員から「協同組合概論1」、協同組合連携2部の松尾賢マネージャーから「多様な協同組合」と題してそれぞれ学生に講義を行いました。

 協同組合には実にさまざまな事業形態があり、国内外の社会経済活動に地域軸を持ちながら事業展開し、そこで暮らす人々の生活に深く関わっています。今後、県内のさまざまな協同組合で実務に携わる方々をゲストスピーカーとして招き、各団体の事業概要・ミッション・取り組みの特徴ややりがい、協同組合運動の意義、それらの理論的・歴史的な分析に関する解説などの講義が行われます。

 また、講義だけではなく、ワークショップを組み合わせたアクティブラーニング形式で展開されるため学生にとって協同で学ぶスタイルとなり、実践知を獲得することができる構成となっています。

 JCAでは、次世代を担う学生に協同組合のことを学んでいただく機会の創出や、全国各地で行われている協同組合に関する講座の支援にこれからも取り組んでまいります。

 

■授業展開(予定) 授業の進行によって変更される場合があります。