新人・若手職員向けの協同組合学習交流会を開催
7月19日、JCA連携推進チーム[※]の企画・運営により2023年度新人職員向け協同組合学習交流会がJA共済幕張研修センターで開催され、さまざまなセクターの協同組合全国組織13団体から66名が参加しました(昨年度は11団体、56名の参加)。2018年に始まったこの学習交流会は今回で5回目を迎えましたが、コロナ禍による中止や過去2回はオンライン開催だったため、今回は4年ぶりに参加者が会場に集い交流を行いました。
主な参加対象は、採用後3年前後の若手職員で、協同組合の役割や活動に関する理解の醸成、協同組合で働く仲間の連帯強化を目的に実施しており、異なるセクターの協同組合で働く同世代が仲間と知り合う貴重な機会となっています。
まず、参加者は日本の協同組合の概要等、各セクターの協同組合の活動報告(JA、生協、金融、共済、協同労働)、協同組合間連携について講義を受けたあと、14のグループに分かれ「あなた(の組織)にとって協同組合らしさとは何か」を考え話し合うグループトークに入りました。
アイスブレイクや交流タイムも交えたことで、参加者同士の真剣かつ賑やかな交流が行われ、最後の発表では「サービス・価格の競争だけではなく、組合員に寄り添うことの大切さがよくわかった」「協同組合のアイデンティティや存在意義について当事者意識を持ち続けたい」「次世代へのアプローチが重要」といった意見が出されたほか、「自分が協同組合の一員であることを実感できる一日だった」といった感想が聞かれるなど、学びと交流の充実した一日となりました。
座学で得た知識の理解促進や仲間との絆をさらに深めるため、昨年度に引き続き、今年度も現地視察等のスピンオフ企画を計画しています。詳細が決まりましたらご案内しますので、こちらもぜひご参加ください。
JCA連携推進チームでは、これからも様々な学習交流の場をつくり、協同組合間の連携を推進してまいります。
[※] JCA会員の協同組合全国組織の有志団体で構成するチーム。現在のメンバーは日本生協連、全森連、労金協会、日本労協連、JCA。