県段階の協同組合間連携の実態について

岐阜県で「協同組合を考える集い」が開催されました

 2023年7月7日(金)、岐阜県協同組合間提携推進協議会(JA中央会・全農県本部・県酪連・生協連の4団体で構成)は、岐阜市のぎふメディアコスモスにて、「協同組合を考える集い」を開催しました。同協議会の構成団体と関連組織から約100名が参加し協同組合間連携や食料安全保障などについて理解を深めました。

 冒頭、同協議会の座長を務める岐阜大学の李侖美准教授は、協議会のこれまでの歩みや協同組合間連携活動を紹介し、地域における協同組合の重要性や今後の協同組合間連携の強化による地域課題への対応力を高めるよう受講者に訴えました。

岐阜大学 李侖美准教授

 続いてJCA(日本協同組合連携機構)の佐藤憲司連携推進マネージャーは、JCAで行っている協同組合間連携の研究会を紹介し、協同組合間連携の分類方法や県内での展開が可能な全国の協同組合間連携の好事例を紹介しました。

JCA佐藤憲司連携推進マネージャー

 最後に、農業研究者の篠原信氏は、「そのとき、日本は何人養える?食料安全保障から考える社会のしくみ」と題した講演の中で、これからの日本は石油依存型農業から脱却し、自国での食料自給率を高めていくべきと、現在の農業政策に対して警鐘を鳴らしました。

篠原信農業研究者