第101回国際協同組合デーのスローガン決定:「協同組合は持続可能な社会づくりに貢献します」
国際協同組合同盟(ICA)は2023年4月12日、2023年国際協同組合デーのスローガンを「協同組合は持続可能な社会づくりに貢献します」(Cooperatives for sustainable development)と発表しました。
国際協同組合デーは、協同組合への認知を高め、協同組合運動の理念を広めることを目的に、ICAの呼びかけのもと世界の協同組合が毎年取り組んでいるものです。毎年7月第1土曜日と定められており、第101回を迎える今年は2023年7月1日(土)となります。1995年からは国連の国際デー(今年は第29回)の一つにもなっています。
*****ICAからの発表文書*****
協同組合は、国連2030アジェンダの前進と、SDGsの実現に貢献しています。 7月1日、協同組合運動は2023年国際協同組合デーを祝います。「協同組合は持続可能な社会づくりに貢献します」をスローガンに結集し、協同組合の価値と原則に基づく協同組合の取り組み方が、持続可能な開発目標(SDGs)の達成をそのDNAの一部としていることを示しましょう。 2023年9月、国際社会は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」実行の折り返し地点を迎え、SDGsにおける進捗を加速させる方法を追求していきます。これは、SDGsの達成を進める上での協同組合の貢献を示す重要な機会となります。 世界で最も古くかつ最大の事業ネットワークの一つとして、協同組合は、世界で最初にSDGsを支持し、SDGsを達成するためのパートナーとして認識された事業グループです。 協同組合は、協力的なパートナーシップと万人の繁栄の自然な手段として、地域や経済セクターを横断して、経済・社会・環境の持続可能性に貢献しています。地域社会との関係を守り、地域資源を強化し、社会的責任を提唱し、持続可能で長期的な視点にたった事業のやり方を採用することは協同組合にもともと備わっているものです。 「2030アジェンダの折り返し地点において、取り組みを深める必要があり、これはさらなる協同がなければできません。商品やサービスの生産と流通を組織する責任のある事業体は、人びとと地球に焦点を当てなければなりません。協同組合はこれを行うモデルを持ち、ほぼ200年にわたりそれを実践してきました。」とアリエル・グアルコICA会長は述べています。 ICAは、世界の協同組合人に、国際協同組合デーを祝い、協同の力で何が達成できるかを世界に示すことを呼び掛けます。 |
【関連リンク】