県段階の協同組合間連携の実態について

28年目の交流会開催、JA埼玉県女性協と埼玉県生協連

 JA埼玉県女性組織協議会と埼玉県生活協同組合連合会は3月6日に、第28回早春交流会を開催し約70名が参加しました。この交流会は、男女共同参画の推進や協同組合間の交流を目的に1996年から始まり、今年で28年目を迎えます。ここで培われた協力関係をもとに、フードドライブへの参加など新たな連携も生まれており、具体的な社会課題の解決に貢献しています。

 今年の交流会では、一般社団法人埼玉県子ども食堂ネットワークの東海林尚文代表が「子ども食堂ってなんだろう?」と題し、講演を行いました。新型コロナウィルス感染症拡大の中での取り組みなど説明するとともに、居場所づくりの大切さや、人や地域とのつながりの重要性を、SDGsの理念となる「誰も取り残されない社会の実現」を紹介しながら訴えました。その後、意見交換会では「講演で学び、今後取り組みたいこと・コロナ禍の活動」をテーマに8班に分かれて交流が進められました。

 JA埼玉県女性協の森操会長は、「JA女性組織と生協が地域で一緒にできることを考え、絆を深めて活動のヒントを見出してほしい」と呼びかけました。

 また、埼玉県生協連の大久保美紀常務は、「協同組合同士のつながりを強め、相互理解を深めていきたい」と述べました。

 交流会の参加者からは、「子ども食堂のありかたを学ぶことができた。もっと多くの地域の方に知ってほしいと思う。子どもの居場所作りの大切さについて学ぶことができた」などの感想をいただきました。