お知らせ

群馬県フートピア21が 「第100回国際協同組合デー記念交流会」を開催

 12月12日(月)、群馬県の協同組合間連携組織であるフートピア21[1]は、「第100回国際協同組合デー記念交流集会」を開催しました。

 国際協同組合同盟(ICA)は昨年12月に開催された第33回世界協同組合大会(ICAソウル大会)を機に、協同組合のアイデンティティを①学び理解し、②組織・事業・活動に活かすとともに、③検証し必要があれば改正するための世界的な協議を開始すると発信しました。 この世界的な協議の流れを受けフートピア21では、JCAが制作した「協同組合のアイデンティティ映像資材」を活用した学びの場づくりを企画しました。

 午前中は烏川流域森林組合の案内により、高崎市中室田町にて林業素材生産作業現場の視察を行いました。その後、会場を移し協同組合のアイデンティティを学ぶ映像資材の視聴を進めました。協同組合の第1原則から第7原則までの実践事例と解説動画を視聴学習した参加者からは、「第2原則で放映された、あいら農業協同組合(鹿児島県)では全組合員訪問を行い、組合員の声から事業改善をすすめていることに非常に感銘した」、「第7原則で放映された、南医療生活協同組合(愛知県)の地域で支え合う仕組みづくりでは、利用されているおたがいさまシートについて、独居の高齢者でも利用しやすい工夫がされている」などの感想が述べられました。

 JCAでは2022年度の事業計画の重点に「協同組合のアイデンティティを学び深める取り組み」を掲げています。協同組合のアイデンティティに関する学習を呼び掛けるとともに、学習資材の提供、講師派遣、世界的な協議に関する情報提供などを行っています。お気軽にお問合せください。

 

[1] フートピア21

群馬県では1995年より協同組合間連携組織として「フートピア21」の名称で地域社会への持続的発展のため相互理解の促進を図りながら、ゆるやかな協同活動を展開しています。組織名称の「フートピア」とは、food=食料・精神の糧とutopia=理想郷を組合わせた造語です。