協同組合の若手職員が県域連携によるフードバンクの実践を学びました
10月25日、協同組合全国組織の若手職員が、神奈川県横浜市の「フードバンクかながわ」を訪問し、神奈川県における協同組合間連携について学ぶとともに、県内の協同組合・非営利組織の連携のもと運営されている同フードバンクの取り組みを学び、作業を体験しました。
今回の訪問は、今年7月27日にJCAがオンラインで開催した新人向け協同組合学習交流会のスピンオフ企画として行われたもので、協同組合の全国組織4団体から16名が参加しました。
はじめに、JA神奈川県中央会の岩堀総務企画部長から、神奈川県における協同組合の連携組織「かながわCo-ネット」について説明を受けました。県内の、単位協同組合を含めた幅広い協同組合の参加のもと、「かながわCo-ネット」が県内の協同組合を結び付ける場となっていることを学びました。
続いて、「フードバンクかながわ」の藤田事務局長から、日本や神奈川における食品ロスと貧困の現状、同フードバンクかながわの設立の経緯や取り組みを学びました。県内12の協同組合や非営利組織の協同により設立された同フードバンクは、寄贈された食品を、地域の非営利団体を通じて支援を必要としている人に提供し、そのことを通して「たすけあい」「支え合い」「分かち合い」のある地域社会の実現を目指しています。
その後、参加者は、フードバンクの仕分け作業を体験し、寄贈された食品の賞味期限や内容を注意深くチェックし仕分けされていることを知りました。
参加者からは、「食品ロスについて自分ごととして捉えるきっかけとなった」「神奈川県でも深刻な貧困の状況、困っている方々に支援を届ける取り組みを知ることができた」「協同組合や諸団体の連携の重要性を認識した」等の感想が寄せられました。
※ 今回の訪問は、JCA連携推進チーム(日本生協連、全森連、労金協会、日本労協連、JCAが参加)により企画・実施されました。来年2月に第2回のスピンオフ企画を実施予定です。
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