国連日本代表部が日本の協同組合を紹介
2022年7月7日、ニューヨークの国連本部において、SDGsと協同組合をテーマとする会議が開催され、出席した国連日本代表部から日本の協同組合によるSDGsへの取り組みが紹介されました。
国連では毎年、各国の「持続可能な開発目標(SDGs)」の実施状況を共有するため「ハイレベル政治フォーラム」を行っており、今年も7月4日から18日にかけて、ニューヨークの国連本部で開催されています。
同フォーラムに合わせ7月7日(木)、国連社会経済局、国際労働機関(ILO)、国連食糧農業機関(FAO)、国際協同組合同盟(ICA)等で構成される「協同組合振興促進委員会(COPAC)」の主催により、第100回国際協同組合デーを記念して「SDGs達成に向けた進捗歩みを加速する協同組合の役割」と題する会議が開催され、SDGs達成に向けた協同組合の役割が確認されました。
同会議では、日本政府を代表し、孫崎馨国連日本代表部公使が、日本政府のSDGsへの取り組みについて報告するとともに、第2回「ジャパンSDGsアワード」(2018年)で内閣官房長官賞を受賞した日本生協連の取り組みを詳しく紹介するなど、生協やJAなどさまざまな協同組合が、全国各地でSDGs達成に貢献すべく取り組みを実施していることを報告しました。
また、日本協同組合連携機構(JCA)からも中野理氏(日本労協連理事)が、日本の協同組合の概況、協同組合の連携をすすめるJCAの設立と取り組み、第4回「ジャパンSDGsアワード」(2020年)でパートナーシップ賞を受賞したJAふくしま未来の取り組み、2020年に成立し今年10月に施行される労働者協同組合法などについて報告しました。
このほか、日本のほか、本イベントを共催したモンゴル政府、スペイン政府、トーゴの青年経済活動支援基金といった政府機関や、ICA、スペインのモンドラゴン協同組合企業、全米協同組合事業協会(NCBA)等からも報告が行われました。