お知らせ

災害時用非常食の寄附を行いました。

 当機構で入れ替えた非常食や飲料水の消費期限に余裕があることから、当事務所の所在地である新宿区の社会福祉協議会に寄附を行いました。
 こちらの社会福祉協議会を通じて、支援団体、支援を必要とする方々へと繋がっていきます。

 受け入れていただいた、社会福祉法人 新宿区社会福祉協議会 法人経営課の石川次郎さんから、以下のようなお話を伺いました。

  • 各団体から寄附いただいた非常食等は、路上生活者への配布会をはじめ、ひとり親家庭、難民の方々等、ニーズに合わせて必要な場所へ必要な分を配布します。
  • 受付しやすいもの、喜ばれるものは、「カップラーメン」「レトルト食品」など、常温保存・長期保存ができるものです。消費期限間近のものは受付する方も困るので、少なくとも期限まで半年間くらいは余裕があるとありがたいとのことです。
  • 保存飲料水については、コロナ過以前は、屋外や水道がない環境での調理、例えば町会・自治会による餅つきや生活支援団体による炊き出しへの活用が多かったのですが、最近はこうしたイベントが行われないことも多いとのことです。なお、今回の保存水は、障害福祉団体で活用が決まりました。また、消費期限が過ぎてしまった保存水も、災害時の手洗い用やトイレに使用できるため、ある程度備蓄しておくことは安心につながります。
  • 逆に使用期限がない、洋服、毛布、家電などの生活用品については、ストックしておく倉庫がないことから、新宿区社協では、原則として受け付けていません。
  • 生活に困窮している方や支援施設が求めているニーズは様々であり、社会福祉協議会だけでの取組みには限界がありますから、多様な団体が様々なやり方で支援の輪を広げていくことを希望しています。

 何でも寄附すれば良いということではなく、必要なところへ必要な時に配布できるような支援にすることが大事だと感じました。(JCA 川口)

(右 石川次郎氏、左 JCA川口)