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第1回「協同組合と国際協力」開催報告
“協同”がよりよい世界を築く~連続シンポジウム・座談会
第1回「協同組合と国際協力」開催報告
4月11日(金)、IYC2025全国実行委員会は、家の光会館7階コンベンションホールにて、「”協同“がよりよい世界を築く~連続シンポジウム・座談会」の第1回目となる「協同組合と国際協力」を開催しました。
本シンポジウムには、会場参加66名、オンライン参加179名の計245名が参加し、71名の方からオンデマンド視聴の申し込みがありました。
冒頭、IYC2025全国実行委員会幹事長の比嘉政浩は開会挨拶・趣旨説明において、本シンポジウムの目的を、日本社会が抱える課題を起点に、①協同組合の実践や課題解決に向けた貢献を明らかにするとともに、②協同組合の今後の課題、努力すべき方向を明らかにすることであると述べました。
その後、パネリストからのプレゼンテーションを行いました。
●独立行政法人 国際協力機構(JICA)経済開発部 次長 大島歩様
「市場志向型農業振興(SHEP)」の支援アプローチを紹介。農家が自ら市場調査・作物選定を行う特徴的な手法を解説。
●一般財団法人 アジア農業協同組合振興機関(IDACA)常務理事 小林寛史様
JAグループの国際協力60年の歩みと課題提起。「教える」から「ともに学ぶ」関係構築の重要性を提言。
●日本協同組合連携機構(JCA)常務理事 伊藤治郎
日本の生協の国際連携の実例(ラオスでの蒸留酒協同組合設立など)を通じ、地域貢献と連帯の意義を報告。
大島様・小林様のプレゼンテーションの後には、IDACAが関わっている国際協同組合同盟(ICA)主催の農民組織等の能力向上のための研修が日本政府資金によって支援されていることから、農林水産省 輸出・国際局新興地域グループ技術協力・交流研修班 調整第2係長 遠藤諭様から「アジア・アフリカ地域の農民組織等の能力向上支援事業」についてコメントをいただきました。
また、プレゼンテーションの最後には、国際協同組合同盟(ICA)アジア太平洋地域 事務局長 バル・アイヤー様からのビデオメッセージが上映されました。
その後、参加者との質疑・応答、3名のパネリストにおける意見交換・質疑応答が行われ、シンポジウムは締めくくられました。
【次回予告】
第2回テーマ:「協同組合とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)」
開催日:2025年5月15日(木)
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