協同組合はよりよい世界を築きます 
Cooperatives Build a Better World
2025国際協同組合年
2025 International
Year of Co-operatives

国連が2025国際協同組合年ロゴを発表

 国連は2025年の国際協同組合年(IYC)の公式ロゴを発表しました。以下は、ICAからの発表和訳です。

 国際協同組合同盟は、国連(UN)が本日、2025国際協同組合年(IYC2025)のロゴを発表したことを発表できることを嬉しく思います。このロゴの使用を希望する組織は、こちらの指示に従う必要があります。IYC2025のテーマ「協同組合はよりよい世界を築きます」は6月19日に発表され、協同組合が世界中で持続的に与えている影響を強調しています。このテーマは、協同組合モデルが多くの世界的な課題を克服するための不可欠な解決策であること、また2030年までに持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために重要な役割を果たすことにスポットライトを当てています。

 IYC2025のロゴは、よりよい世界を築くために世界中の人々が互いに結びつく様子を表しています。持続可能な開発目標のグラフィックアイデンティティから着想を得た3色で構成されており、赤は社会、青は経済、緑は環境を表しています。これらを合わせると、持続可能な開発に向けた協同組合の貢献を表しています。

 「私たちは世界中の協同組合関係者に呼びかけます。よりよい世界を築くために協同組合が行っていることへの誇りを分かち合い、2025年の国際協同組合年を最大限に活用しましょう。ロゴの発表は、ニューデリーで開催される私たちのグローバル協同組合会議での公式発表に向けた私たちの旅の新たなマイルストーンです」と、国際協同組合同盟のユルーン・ダグラス事務局長は述べました。「このロゴは、人々を中心とした事業体による共同作業を象徴し、色は協同組合が社会、経済、環境の各側面において2030アジェンダに貢献していることを強調しています。

 「2025国際協同組合年は、祝うべき時であると同時に行動を起こすべき時でもあります」と、国連経済社会局(DESA)の次長である李軍華氏は述べました。「協同組合は、収益や利益と同様に、包摂、エンパワーメント、社会の回復力(レジリエンス)が評価される企業とコミュニティのモデルを体現しています。協同組合は、完全かつ生産的な雇用を支援し、持続可能な経済成長を生み出す一方で、貧困撲滅、女性のエンパワーメント、社会的包摂の推進役であり、今後もその役割を担い続けていくでしょう。力を合わせて、持続的な変革をもたらす協同の力を示しましょう。」

 ロゴは現在、英語、フランス語、スペイン語、アラビア語、中国語、ロシア語で入手可能です。国連協同組合推進委員会(COPAC)は、IYC2025専用のウェブサイトを11月に公開する予定です。それまでは、IYC2025に関する情報および活動は、ICAのウェブサイトでご覧いただけます。

 

IYC2025ロゴの使用申請

 情報提供および/または資金調達を目的としてIYC2025のロゴを使用したい国連以外の団体は、承認申請と署名済みの免責事項フォームを提出しなければなりません。承認には1~2週間の期間を要しますのでご注意ください。申請は、受け取った順に処理されます。

 申請が承認され、署名入りの免責同意書が受理された場合、IYC2025 事務局は、IYC2025 を祝うために企画された宣伝用資料やイベントで使用するためのロゴファイルへのアクセスリンクをお送りします。ロゴのブランドガイドラインは、こちらでご覧いただけます。

 ご質問は、IYC事務局(copac@copac.coop)まで電子メールにてお寄せください。

 

国際協同組合年に参加しよう

 IYC2025の公式なキックオフは、2024年11月25日から30日に予定されているICAグローバル協同組合会議および総会に合わせてインドのニューデリーで開催され、世界中の協同組合関係者を鼓舞する世界のリーダーたちが出席します。これに続いて、協同組合が社会に与える影響を祝う1年間の記念行事が開催され、これまでの成果を振り返り、協同組合運動を強化し、すべての人々の生活を改善するために次にどのような行動を起こすかを考えます。国際協同組合同盟は、以下の計画を立てています。

●協同組合の認知度を高め、持続可能な開発への貢献について一般の人々の認識を高める。
●能力開発イニシアティブ、知識共有、協力的なパートナーシップを通じて、協同組合の成長と発展を促進する。
●協同組合の起業を促すエコシステムを強化するために、環境整備と支援的な法的・政策的な枠組みを提案する。
●若者たちに協同組合運動への参加を促し、協同組合がよりよい世界の構築に与える影響を推進する。

 国連総会は2012年を「国際協同組合年」と定め、協同組合が社会経済の発展に果たす役割、特に貧困削減、雇用創出、社会統合への影響を強調するよう呼びかけました。世界中の協同組合は、この記念すべきイベントを「協同組合はよりよい世界を築きます」というテーマのもと開催し、世界中の協同組合の成長と設立を奨励しました。

 

2025国連国際協同組合年テーマ

 2024年6月19日、国連総会はモンゴル政府の主導により、2025年を国際協同組合年とする決議を採択しました。この決議文では、国際協同組合年を祝う方法を提案し、すべての加盟国、国連、および関連ステークホルダーに対し、協同組合が社会および経済の発展に貢献することを促進し、強化するためにこの年を活用するよう奨励しています。特に、加盟国には、国内および地域レベルにおけるIYC2025の全活動の調整と準備を行うための国内委員会の設立を検討することが呼びかけられています。

 

原文はこちら(ICAウェブサイト)

 

 日本国内の協同組合のロゴ使用申請および日本語表記のロゴデザインの作成は2025国際協同組合年全国実行委員会(事務局:日本協同組合連携機構)が代表して進めています。使用が可能になりましたらお知らせします。